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J-GLOBAL ID：201702241690180091   整理番号：17A1045961

フィールド・レポート 実りの秋に果物の話を聞く

著者 (1件)： 田村真紀夫 (T.Tech.Office)
資料名： 環境浄化技術  (Environmental Solution Technology)
巻： 16  号： 5  ページ： 85-91  発行年： 2017年09月01日 
JST資料番号： L4697A  ISSN： 1347-9970  CODEN： KJGAAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農研機構果樹茶業研究部門品種育成研究領域において,果樹の梨と栗の品種改良等について取材した。新品種育種は,最近のバイオ技術,例えばDNAマーカー利用などを活用しても,育種に必要な年月の短縮にならず,病害虫の影響や作柄・収穫量など農家の欲しい情報は,その地で栽培して得られる情報なので,新品種を出すまでには十数年かかる。市販の果実を食べたあと,その種を播いても同じ果実にはならないのは,一般的な普及果実は,1本の原木から接木などで増殖したクローンであり,その種子から育った果実は「普及果樹の子」でしかない。また,梨・栗・りんごなどは,自家不和合性,すなわち自家受粉しない性質を持っている。育種の研究として,甘い食味・黒班病と黒星病への複合耐性・自家和合性・早生性が課題であるとされた。

シソーラス用語： *果樹 ,  果実【器官】 ,  *ナシ ,  *クリ ,  作物育種 ,  新品種 ,  *クローン ,  バイオテクノロジー ,  自家受粉 ,  *自家不和合性
準シソーラス用語： バイオ技術 ,  *果実育種 ,  果樹栽培

分類 (3件)： 果樹  (FC03042G) ,  作物の品種改良  (FC02030G) ,  作物育種一般  (FC02010K)

タイトルに関連する用語 (4件)： フィールド ,  レポート ,  秋 ,  果物