抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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県内一水道の実現を目指し,香川県(以下,本県)と県内8市8町で構成する「香川県広域水道事業体設立準備協議会」では,去る8月30日に,知事と関係市町長が全員出席し,第7回設立準備協議会を開催した。本稿では,本県の水道事業を取り巻く課題や検討経緯等を中心に,取り組みの概要を報告する。本県は,年間を通して降水量が少なく,水不足に悩まされてきた歴史がある。「県政世論調査」において,「安心して暮らせる水循環社会の確立」は,医療・介護や防災などに次いで,8割を超える県民が県政上の重要度が高いと考えている。本県では,平成20年12月の県と市町の担当課長等による「水道広域化勉強会」,及び平成22年12月の外部有識者による「香川県水道広域化専門委員会」の議論等から,最終的に,各事業体が単独で経営努力を続けるよりも,「県内一水道」の形で広域化を目指すこととなった。今後は,総務大臣の設置許可後の11月に企業団を設置し,年明けには企業団条例や平成30年度予算などを決定する予定である。