文献

J-GLOBAL ID：201702241741617905   整理番号：17A0973286

ガソリン小型トラックの汚染物質排出係数に与える劣化と技術的レベルの影響

The effects of deterioration and technological levels on pollutant emission factors for gasoline light-duty trucks

著者 (9件)： ZHANG Qingyu (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  FAN Juwang (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  YANG Weidong (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  CHEN Bixin (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  ZHANG Lijuan (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  LIU Jiaoyu (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  WANG Jingling (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  ZHOU Chunyao ,  CHEN Xuan (Chinese Res. Acad. Environmental Sci., Beijing, CHN)
資料名： Journal of the Air & Waste Management Association  (Journal of the Air & Waste Management Association)
巻： 67  号： 7  ページ： 814-823  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： H0011B  ISSN： 1096-2247  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自動車排ガス中の汚染物質の排出係数は,排出インベントリの作成と排出量の算定の際に重要である。排出係数は自動車の製造時の技術水準(規制基準)や自動車使用中のエンジンや触媒の劣化に伴い変化している可能性がある。本研究では,ガソリンエンジンの小型トラックを対象にして,車検時のデータを用いて汚染物質の排出係数を調べて,自動車の走行距離及び適合排出基準との関係を検討した。シャシダイナモメータ法で一酸化炭素,炭化水素,窒素酸化物の排出係数を求め,トラックの種類,年式,使用年数及び累計走行距離を調べた。その結果,その汚染物質についても,排出係数は累計走行距離及び排出基準によって明らかに排出係数が変わり,排出係数と累計走行距離の間には比例関係を認めた。汚染物質の排出係数に対する排出ガス規制基準の影響は大きく,現状では排出基準値の実行が汚染物質排出を軽減する最も効果的手段であると考えられる。さらに本調査で得た3汚染物質の排出係数の中央値は,国際自動車排ガス(IVE)モデルにおける基礎排出係数値よりも高いことが分かった。したがって,本研究の結果は,IVEモデルの排出係数の補正に用いることができ,排出インベントリの正確さを向上するために役立つ。

シソーラス用語： 大気汚染 ,  *大気汚染物質 ,  *ガソリン自動車 ,  トラック ,  *係数 ,  排出量 ,  劣化 ,  能力
準シソーラス用語： 技術力 ,  *排出係数

分類 (2件)： 大気汚染一般  (SB03010B) ,  排ガス処理  (PB02060U)

タイトルに関連する用語 (4件)： ガソリン ,  小型トラック ,  汚染物質 ,  排出係数