抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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火災鑑定と研究者の役割を次の項目に分類して紹介する。1)火災鑑定への関わりの経緯,2)火災を巡る民事訴訟の経験,3)火災鑑定という逆問題の解釈,4)火災鑑定への研究者の取組み。火災は,地震や台風のように特異な自然現象を主な背景とする災害ではないから,その被害を巡っては,刑事責任や経済的損失に関わる責任が問われることが多い。被害の内容と,こうした責任の所在の解明の一段階として,出火原因や被害発生の経過を科学的に推定するのが火災鑑定である。鑑定の結果は,訴訟の場では判決を左右する大きな要因である。