抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,小型かつ低価格な情報デバイスとしてRaspberry Piを用いてプロトタイプ実装したデジタルサイネージ表示デバイスの集約管理を行うための統合システムについて詳説する。東京農工大学(以下,本学)では,従来から設置されていたデジタルサイネージシステムの置き換えを目的として,Raspberry Piを用いたデバイス単体で自律的に動作し指定時間にコンテンツ表示を行うデジタルサイネージ表示デバイスを開発し,学内に展開してきた。これらの設置台数の増大とともに,集約管理に対する要求が高まったことから,集約管理に必要なシステムについても開発することとなった。デジタルサイネージデバイス集約管理システムは,1)表示デバイス,2)コンテンツ,3)コンテンツアサインの各項目について管理する機能を持ち,データストレージにてコンテンツファイルのマスター管理を行う。これらは,Webインタフェースを通じて容易に管理が可能である。本稿では,集約管理システムのプロトタイプシステムの概要,実際に稼働させた際の状況と今後の課題などについてまとめる。本システムにより,集約管理型のデジタルサイネージシステムを容易に,低コストに実現することを可能とする。(著者抄録)