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J-GLOBAL ID：201702241858559034   整理番号：17A0431895

バイオマス利用の新潮流 温泉熱活用型小型メタン発酵システムを核とした資源循環とコミュニティ形成

著者 (3件)： 多田千佳 (東北大 大学院農学研究科) ,  鈴木崇司 (東北大 大学院農学研究科) ,  鈴木崇司 (静岡理工科大学星陵中・高)
資料名： 廃棄物資源循環学会誌  (Material Cycles and Waste Management Research)
巻： 28  号： 1  ページ： 30-36  発行年： 2017年01月31日 
JST資料番号： L1595A  ISSN： 1883-5864  CODEN： HSJGBV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 温泉熱を活用した小型メタン発酵システムを使って,地域参加型の原料運搬やメタン発酵消化液の後肥利用による資源循環システムの構築を行った。メタン発酵で得られたバイオガスをコンロのエネルギー源にする,「エネカフェメタン」というカフェを併設することで,生ごみを持参するとお茶が飲める仕組みが共感を得て,すでに1,900人以上の会員が集まり,ごみの回収と液肥利用のシステムが完成した。ごみの回収・資源循環を通して人々のコミュニケーションが生まれ,幸せを感じることができるシステムにもなっており,顔が見える地域づくりの拠点や温泉エネツーリズムとして観光資源にも発展している。本論文では,このシステムについて紹介し,今後の展開について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *温泉水 ,  *メタン発酵 ,  循環 ,  バイオガス ,  消費 ,  液体肥料 ,  *町づくり ,  コミュニティ
準シソーラス用語： 熱利用 ,  資源循環 ,  地産地消 ,  消化液

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (8件)：

• 野上健治,李 文忠,仁科信春: 循環型社会におけるバイオマス利活用の研究-食品廃棄物と家庭生ごみ利活用推進序説-, 福岡工業大学研究論集, 第39巻, 第1号, pp.81-97 (2006)
• A. Y. Hoekstra and M. M. Mekonnen : The Water Footprint of Humanity, PNAS, Vol.109, No. 9, pp. 3232 -3237 (2012)
• 李 玉友: メタン発酵技術の概要およびその応用展望, JEFMA, 第53号, pp.4-18 (2005)
• 谷川 昇,古川 徹,石井一英,西上耕平: 生ごみバイオガス施設におけるメタン回収量,環境保全性,経済性の検討, 廃棄物学会論文誌, 第19巻, 第3号, pp.182-190 (2008)
• 環境省自然環境局: 平成21年度温泉利用状況(和文) (2012) http://www.env.go.jp/nature/onsen/data/riyou_h21.pdf (閲覧日 2012年2月8日)

タイトルに関連する用語 (8件)： バイオマス ,  潮流 ,  温泉 ,  活用 ,  メタン発酵 ,  核 ,  資源循環 ,  コミュニティ