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J-GLOBAL ID：201702241913769603   整理番号：17A0932509

二相ステンレス鋼板・オーステナイト系ステンレスクラッド鋼板溶接継手部の疲労強度に関する一考察

A Study on Fatigue Strength of Welded Joints for Duplex Stainless Steel Plate and Austenitic Stainless-Clad Steel Plate

著者 (7件)： 緒方洋典 (株式会社 臼杵造船所) ,  堺田和昌 (株式会社 臼杵造船所) ,  篠崎賢二 (広島大学 大学院 工学研究科) ,  山本元道 (広島大学 大学院 工学研究科) ,  谷野忠和 (久留米工業高等専門学校) ,  福井努 (一般財団法人 日本海事協会) ,  矢島浩 (矢島材料強度研究所)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 55  号： 3  ページ： 112-120(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまで,化学品タンカの荷物タンクにはオーステナイトステンレス鋼板(SUS316LN)が一般的に使われてきた。二相ステンレス鋼板(SUS329J3L)に関しては,そのニッケル含有量はオーステナイトステンレス鋼板のものの約半分である。従って,もし二相ステンレス鋼板を化学品タンカの荷物タンクに使用しようとすると,少ないニッケル資源の使用を十分に削減できる。本研究では,化学品タンカの荷物タンクに二相ステンレス鋼板(SUS329J3L)を使用するために,SUS329J3L鋼板の突き合せ溶接継手,ロードキャリングおよびSUS329J3L鋼板のノンロードキャリング完全溶け込み型十字溶接継手,および316Lクラッド鋼板の疲れテストを行い,それぞれの溶接継手の疲れ強度を評価した。この結果,二相ステンレス鋼板の溶接継手に関する疲れ設計条件を示すS-N曲線が得られた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *溶接継手 ,  *疲れ強さ ,  *クラッド鋼 ,  *二相ステンレス鋼 ,  *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *SN曲線

著者キーワード (8件)： fatigue strength ,  standard S-N curve ,  butt welded joint ,  load-carrying full penetration cruciform welded joint ,  non-load-carrying full penetration cruciform welded joint ,  duplex stainless steel plate ,  austenitic stainless-clad steel plate ,  chemical tanker

分類 (1件)： 金属材料  (HC05020S)

引用文献 (6件)：

• 1) 矢島浩, 座間正人, 平田隆明, 斉藤正洋, 末岡英利, 森俊哲, 椛田剛: “船舶に使用されるステンレス鋼•ステンレスクラッド鋼の疲労強度に関する考察”, 西部造船会会報, 第75号, pp. 224-230 (1988) .
• 2) Iida K. , Kho Y. , Fukakura J. , Nihei M. , Iwadate T. , Nagai H. : “Bending Fatigue Strength of Butt Welded Plate with Uranami Bead”, IIW Doc. No. XIII-1202-86 (1986) .
• 3) 西田正孝: “応力集中”, 森北出版 株式会社 (増補版 第1刷) , pp. 47-54, pp. 648-653 (1973) .
• 4) 本田尚, 佐々木哲也, 山口篤志, 吉久悦二: “赤外線法による溶接継手止端部の応力集中係数評価”, 日本機械学会論文集 (A編) , 73巻, 732号, pp. 837-843 (2007) .
• 5) 辻 勇: “非荷重伝達型すみ肉溶接継手の止端部の応力集中係数の推定式”, 西部造船会会報, 第80号, pp. 241-251 (1990) .

タイトルに関連する用語 (5件)： ステンレス鋼板 ,  オーステナイト系ステンレス ,  クラッド鋼板 ,  溶接継手 ,  疲労強度