文献

J-GLOBAL ID：201702241925086471   整理番号：17A0879874

硬組織修復のための細胞応答をテーラーメイドするためのリチウム置換生体活性ガラスの最適化

Optimisation of lithium-substituted bioactive glasses to tailor cell response for hard tissue repair

著者 (6件)： DA SILVA Jeison Gabriel (King’s Coll. London, London, GBR) ,  BABB Rebecca (King’s Coll. London, London, GBR) ,  SALZLECHNER Christoph (King’s Coll. London, London, GBR) ,  SHARPE Paul T. (King’s Coll. London, London, GBR) ,  BRAUER Delia S. (Friedrich Schiller Univ. Jena, Jena, DEU) ,  GENTLEMAN Eileen (King’s Coll. London, London, GBR)
資料名： Journal of Materials Science  (Journal of Materials Science)
巻： 52  号： 15  ページ： 8832-8844  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： B0722A  ISSN： 0022-2461  CODEN： JMTSAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生体活性ガラス(BG)は臨床硬組織と結合して近傍細胞を刺激する治療用イオンを放出する。リチウムは骨や歯の形成や修復に重要な役割を果たすWnt/βカテニン細胞信号伝達経路を制御することが知られている。BGに酸化リチウムを添加して組成,粒径,濃度などの効果を調べた。毒性を最小化しWntシグナル伝達の制御に関連する標的遺伝子Axin2の上方制御を最大化する条件を探した。細胞培養液中のBG濃度を高くすると毒性が発現するが,低い濃度ではBGから放出されたリチウムは17IA4細胞中のWnt伝達経路をLiCl処理と同様に上方制御することが出来る。本研究成果は,硬組織修復や再生を促進させるWnt/βカテニン伝達経路を制御するBGの設計に重要である。

シソーラス用語： *酸化リチウム ,  *医療用ガラス ,  リチウム化合物 ,  金属イオン ,  溶出 ,  硬組織 ,  *歯科保存修復 ,  細胞情報伝達 ,  毒性 ,  カテニン ,  転写因子 ,  遺伝子 ,  遺伝子ターゲティング ,  添加物効果 ,  形態形成 ,  バイオセラミック ,  イオン放出 ,  タンパク質 ,  医用素材
準シソーラス用語： Axin2 ,  Wntシグナル伝達経路 ,  βカテニン ,  リチウムイオン ,  *生体活性ガラス ,  標的遺伝子

分類 (1件)： 医用素材  (GA05040H)

タイトルに関連する用語 (7件)： 硬組織 ,  修復 ,  細胞応答 ,  リチウム ,  置換 ,  生体活性ガラス ,  最適化