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J-GLOBAL ID:201702241976170935   整理番号:17A1129269

2斑点クモダニ,Tetranychus urticae Kochにおける全身性dsRNA摂取に対する初期応答遺伝子の同定【Powered by NICT】

Identification of initial responsive genes to systemic dsRNA ingestion in the two-spotted spider mite, Tetranychus urticae Koch
著者 (4件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 229-235  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3436A  ISSN: 1226-8615  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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二本鎖RNA(dsRNA)の摂取は二ナミハダニにおけるRNA干渉(RNAi),ナミハダニ(Tetranychus urticae)を誘導することが知られているが,その基礎となる分子過程はほとんど知られていない。摂取仲介RNAiに関与する分子機構をより良く理解するために,著者らは,T.urticae特異的(dsCOPB2)または非特異的(dsEGFP)dsRNAに応答する遺伝子を同定するためのトランスクリプトームプロファイルを比較した。全体で,450及び296の遺伝子がdsCOPB2とdsEGFPに応答して発現する,それぞれ異なっていた(P<0.05)。それらの中で,180個の遺伝子は両dsCOPB2とdsEGFPに応答し,それらの発現パターンは高度に二dsRNA(r=0.892, P<0.001)間で相関した。遺伝子オントロジー分析は,「代謝プロセス」(76.2%),触媒活性(64.9%),「膜」(63%)に関連する蛋白質は分子機能,」と「細胞プロセス」「生物学的プロセス」のカテゴリー内の最高割合を占めたことを明らかにした。ダウンレギュレートされた遺伝子の割合は「細胞プロセス」と「分子機能」のカテゴリーでアップレギュレートされた遺伝子のそれより,2.5倍大きかったであったが,アップレギュレートされた遺伝子の割合は細胞成分カテゴリーの1.7倍大きかった。興味あることに,dsRNA摂取後の差次的に発現した最も高い遺伝子は種々の触媒機能,カテプシン,ジオール内環開裂ジオキシゲナーゼ,カルボキシルエステラーゼ,セリンプロテアーゼ,UDP-グリコシルトランスフェラーゼのような代謝蛋白質をコードすることが分かった。dsRNA取込およびRNAi機構に関連する遺伝子は稀にしか同定され,dsRNAの取り込みとRNAi過程に関連する遺伝子は処理36時間後,本研究における観察時間で積極でないかもしれないことを示唆した。著者らの結果は,種々のタイプの触媒活性を持つ代謝酵素はT.urticaeのRNAi機構の活性化前に機能すると思われることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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害虫に対する農薬  ,  昆虫・ダニによる植物被害 

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