文献

J-GLOBAL ID：201702241989679443   整理番号：17A1194290

HASF(C3orf58)はIGF1受容体の新しいリガンドである

HASF (C3orf58) is a novel ligand of the insulin-like growth factor 1 receptor

著者 (5件)： BAREJA Akshay (Duke Univ. Medical Center, NC, USA) ,  HODGKINSON Conrad P. (Duke Univ. Medical Center, NC, USA) ,  PAYNE Alan J. (Duke Univ. Medical Center, NC, USA) ,  PRATT Richard E. (Duke Univ. Medical Center, NC, USA) ,  DZAU Victor J. (Duke Univ. Medical Center, NC, USA)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 474  号： 5  ページ： 771-780  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低酸素及びAkt誘導幹細胞因子(HASF)はIGF1受容体(IGF1R)に結合及びそれのリン酸化を誘導することを示した。HASFとIGF1Rの間の直接結合を酵母ツーハイブリッド法及び共免疫沈降により示した。さらに,IGF1Rの阻害またはノックダウンにより,HASF誘導細胞シグナル伝達及び機能を阻止することを示した。注目すべきことに,細胞へのHASFの結合はIGF1Rの不在において完全に欠失し,IGF1Rは唯一のHASF受容体であること及び補助受容体はHASF機能を仲介しないことを示した。IGF1R阻害はHASF誘導増殖及びストレス誘導細胞死からのHASF仲介保護を顕著に阻止した。重要なことに,マウスモデルにおいて心臓におけるIGF1RのノックアウトはHASFの能力を完全に停止し,心筋細胞増殖を促進し,心臓発作から心臓を保護することを示すことによりこれらの知見をin vivo拡大した。

シソーラス用語： *SCF【幹細胞因子】 ,  *IGF1受容体 ,  リン酸化 ,  タンパク質結合 ,  遺伝学実験技術 ,  免疫沈降反応 ,  細胞情報伝達 ,  細胞死 ,  細胞増殖 ,  保護作用 ,  病態モデル ,  ノックアウトマウス ,  心筋細胞 ,  心臓病 ,  *心臓
準シソーラス用語： *HASF ,  共免疫沈降法 ,  酵母ツーハイブリッド法 ,  心臓発作

分類 (3件)： サイトカイン  (EB08090G) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  心臓  (EJ04020D)

タイトルに関連する用語 (2件)： IGF1受容体 ,  リガンド