抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:踵骨骨折後の静脈血栓塞栓(VTE)の危険因子を回顧的に分析し、対症看護対策を制定し、VTEの発生を減少させる。方法:2014年1月から2016年6月にかけて治療した150例の踵骨骨折患者の資料に対して回顧性分析を行い、術後の下肢血管の超音波検査によるVTEが発生するかどうかを確定し、これによってVTE群と非VTE群に分けた。年齢,性別,血液凝固指数,合併症,予防的抗凝固などの2つの群のデータを,単変量と多変量ロジスティック回帰分析によって分析した。結果:VTEは40例(26.67%)に発生し,性別,高血圧,糖尿病,脳血管疾患,ボディマスインデックス,損傷から手術までの時間は,VTE群と非VTE群の間に有意差はなかった(P>0.05);. VTE群と非VTE群の間に有意差はなかった(P>0.05)。しかし,2つの群の間には,高脂肪血症と予防的抗凝固療法における有意差があった(P<0.05)。VTE群における年齢,Dダイマーおよびプロトロンビン時間の国際標準化比率は,それぞれ(65.40±10.21)歳,(812.36±221.48)μg/Lおよび(0.92±0.12)であった。非VTE群の(43.65±10.43)歳、(50.36±15.07)μg/L、(0.99±0.15)と統計学的有意差があり(P<0.05)、Logistic多変量回帰分析により、年齢、術前Dダイマー、プロトロンビン時間の国際標準化比はVTE発生の独立危険因子であった。予防的抗凝固療法はVTEの保護因子である。結論:骨骨折後のVTEの発生は患者の年齢、術前の凝血機能などと関係があり、老年骨折患者を高度に重視し、積極的に予防的な抗凝固治療を行うことでVTEの発生を減少させる必要がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】