抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水道水源をほぼ100%地下水に依存するなど,地下水は,熊本県の生活基盤・産業基盤を形成する重要な要素である。地下水の涵養量が減少しているなど,地下水を後世に引き継いでいくための対策が必要になっている。2012年度に熊本県地下水保全条例が改正され,地下水の「公共水」としての位置付けが明確になった。また,持続的な水循環を確立するため,2012年4月から公益財団法人くまもと地下水財団が実働を開始した。地下水を上水道の水源として取水する熊本市の他,5つの企業が農家の水張りに協力金を支給しており,その結果として推計値で年間約1,500~1,700万平方メートルの地下水涵養が行われている。熊本地震を受け,地域の防災対策に井戸水を活用することも進められている。