抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究で著者らは,栃木県の3地域(株次,原沢,大月沢)において,針葉樹人工林皆伐後の若齢コナラ人工林の下刈り後における,植栽コナラおよび雑草木に関する研究を実施した。各地域における過去の気象情報を観測所から得て,また植栽樹種と前世代の植栽樹種を調べた。各調査地の詳細樹種は,コナラまたはコナラおよびクヌギで,前世代はスギまたは,スギおよびヒノキであった。植栽コナラについて解析を行った結果,斜面下部に向かって木幹材積,および年伸長成長量増加率が大きくなり,ha当たりのコナラ林分幹材積は調査地により差異があることが明らかとなった。また,植生優占種を調査した結果,斜面下部に向けて,コナラ植栽木および競争雑草木の高さは増加し,雑草木出現数は減少することが明らかとなった。これらのことから,植栽木成長に,周囲の雑草木が影響することが示された。