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J-GLOBAL ID:201702242238833981   整理番号:17A1135347

電荷移動錯体における双極子モーメントを誘導するための新戦略:軸方向に配位した鉄フタロシアニンへの非対称性の導入【Powered by NICT】

A new strategy for inducing dipole moments in charge-transfer complexes: introduction of asymmetry into axially ligated iron phthalocyanines
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巻: 46  号: 35  ページ: 11800-11805  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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軸方向に配位した鉄フタロシアニンからなる電荷移動錯体への非対称性の導入が達成された。TPP[Fe III(Pc)(CN)Cl]2,TPP[Fe III(Pc)(CN)Br]2,及びTPP[Fe III(Pc)BrCl]_2 (TPP=テトラフェニルホスホニウムとPc=フタロシアニン)の得られた結晶では,鉄原子の軸方向位置は,50/50比配位子CN/Cl,CN/Br,Br/Clのにより占有された。得られたCT錯体の結晶構造型の対称類似体[Fe III(Pc)L_2](L=CN,Cl,Br)から成るものと同構造であった;[Fe III(Pc)LL′]単位はP4_2/n空間群の対称性後c軸に沿った規則的一次元鎖を形成した。対称系に類似した規則的な鎖を形成するにもかかわらず,電気抵抗率と活性化エネルギーは対称系に比べて得られたCT錯体で高められ,電荷秩序状態は非対称性の導入により安定化したことを示した。より具体的には,不均一無秩序TPP[Fe III(Pc)(CN)Cl]2の誘電緩和挙動は,おそらく双極子モーメントは,この材料で誘導されたことを示唆した。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
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分子化合物  ,  鉄の錯体  ,  八員環以上の複素環化合物 

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