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J-GLOBAL ID：201702242326340613   整理番号：17A0899194

高ふく射断熱材THERMOSCATTの開発

著者 (1件)： 藤田光広 (クアーズテック)
資料名： Fine Ceramics Report  (Fine Ceramics Report)
巻： 35  号： 3  ページ： 124-127  発行年： 2017年07月20日 
JST資料番号： L0506A  ISSN： 0911-5269  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1000°Cを超える高温域でも熱伝導率が上昇しない新たな断熱材THERMOSCATT(商標)の開発の概要を紹介した。この断熱材は電磁波であるふくしゃ熱の伝播を抑制するために光学的なアプローチとして散乱を用い,断熱材に入射するふく射を断熱材内の気孔により散乱させることによりふく射伝播を抑制し,高温域における断熱性低下を抑制した。THERMOSCATTはシングルミクロンの気孔を維持するためにマグネシウムスピネルの構成が選択された。耐熱温度は1500°Cでこの温度で大気中24時間加熱した後の収縮率は断熱レンガと同等である。THERMOSCATTはサブミクロンの一次粒子を含み,この一次粒子の集合体のクラスタ同士が集合体を構成する組織形態を有する。

シソーラス用語： *熱放射 ,  *断熱材料 ,  熱伝導率 ,  温度依存性 ,  電磁波散乱 ,  細孔 ,  細孔径分布 ,  *スピネル ,  アルミン酸塩 ,  マグネシウム化合物 ,  耐熱性 ,  加熱温度 ,  収縮 ,  粒径 ,  クラスタ ,  凝集体 ,  省エネルギー

分類 (2件)： 断熱材,伝熱材  (PA03030R) ,  耐火物  (YC04030N)

引用文献 (1件)：

• 中村俊哉,甲斐高志 : 独立行政法人航空宇宙技術研究所報告, TR-1470 (2003)

タイトルに関連する用語 (3件)： ふく射 ,  断熱材 ,  開発