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J-GLOBAL ID：201702242369684225   整理番号：17A0979839

傾斜堤におけるh_c/H₀=0~1の範囲での越波水理模型実験

著者 (5件)： 姫野一樹 (国土技術政策総合研究所 企画部企画課) ,  竹下哲也 (国土技術政策総合研究所 河川研究部海岸研究室) ,  五十嵐竜行 (一般財団法人土木研究センター) ,  小泉知義 (日本ミクニヤ株式会社) ,  諏訪義雄 (国土技術政策総合研究所 河川研究部海岸研究室)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_379-I_384(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 法勾配5分,1割の傾斜堤を対象にh_c/H₀’(天端高/沖波高)=0~1の条件について,外洋を想定した波浪条件で132ケースの越波量測定及び2ケースの裏法尻洗掘の水理模型実験を行った結果,以下のことがわかった.越波量測定結果を合田,鈴木らの越波流量算定線と比較したところ,h_c/H₀’=0.0では概ね整合した.h_c/H₀’=0.5,1では本実験結果の方が越波流量算定線よりも大きく,その差はh_c/H₀’=0.5よりも1の方が大きい.越波による裏法尻洗掘は津波越流と同様,裏法面を流下する水脈が地盤にぶつかることで発生する.裏法尻洗掘を規定する越流量を推定したところ,実験の越波流量の28倍,50倍であった.(著者抄録)

シソーラス用語： *防波堤 ,  *越波 ,  水理模型試験 ,  波浪 ,  *局所洗掘 ,  接合部 ,  深さ ,  越流 ,  勾配 ,  天端 ,  波高
準シソーラス用語： *傾斜堤 ,  法尻 ,  洗掘深 ,  沖波

著者キーワード (5件)： wave overtopping ,  high wave and surge condition ,  hydraulic model experiment ,  coastal dike with 1:0.5 and 1:1 slope ,  scour

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (6件)：

• 1) 合田良美,岸良安治,神山豊 : 不規則波による防波護岸の越波流量に関する実験的研究,港湾技術研究所報告,Vol. 14,pp. 3-44,1975.
• 2) 鈴木武,柴木秀之 : 越波・越流共存時の護岸通過流量のモデル化と三大湾高潮浸水被害の地球温暖化による感度の推定,国土技術政策総合研究所研究報告,No. 46,2011.
• 3) 玉田崇,井上雅夫,手塚崇雄 : 緩傾斜護岸の越波流量算定図とその越波低減効果に関する実験的研究,海岸工学論文集,第49巻,pp. 641-645,2002.
• 4) 鳩貝聡,諏訪義雄,加藤史則 : 津波の越流による海岸堤防の裏法尻の洗掘に関する水理模型実験,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 68,No. 2,pp. I_406-I_410,2012.
• 5) 野口賢二,佐藤慎司,田中茂信 : 津波遡上による護岸越波および前面洗掘の大規模模型実験,海岸工学論文集,第44巻,pp. 296-300,1997.

タイトルに関連する用語 (4件)： 傾斜堤 ,  HC ,  越波 ,  水理模型実験