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J-GLOBAL ID：201702242457084546   整理番号：17A1004705

研究施設における知的生産性を高めるための建築空間の計画手法

PLANNING METHOD OF ARCHITECTURAL SPACE TO ENHANCE THE INTELLECTUAL PRODUCTIVITY IN THE RESEARCH FACILITY

著者 (2件)： 小林直明 (日本大学理工学海洋建築工学科) ,  畔柳昭雄 (日本大学理工学海洋建築工学科)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
巻： 82  号： 737  ページ： 1685-1693(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 企業の研究施設における知的生産性向上のための建築計画手法を研究した。米国の最先端医薬研究所から世界売上高上位の研究施設を抽出し,研究者のコミュニケーションとコンセントレーションに対する建築的配慮,フレキシブル性,環境配慮等に関するアンケートと現地調査を行った。特徴をKJ法で抽出整理し,キーワード化して実施設における実証的考察を行った。その結果,1)ゾーニング・プランニングでコミュニケーション・コンセントレーションを誘発させる空間を提供し,知的生産性向上を図っていること,2)各エリアの位置関係と空間構成,環境配慮が重要でコミュニケーション誘発には多様性と偶発性を要すること,等の知見を得た。

シソーラス用語： *付加価値生産性 ,  *研究施設 ,  製薬業 ,  アメリカ合衆国 ,  *コミュニケーション ,  ヒューマンパフォーマンス ,  *基本設計 ,  現地調査 ,  アンケート ,  KJ法 ,  配置設計 ,  多様性
準シソーラス用語： *知的生産性 ,  集中力 ,  環境配慮 ,  ゾーニング【建築空間】

著者キーワード (8件)： 知的生産性 ,  コミュニケーション ,  コンセントレーション ,  研究所 ,  Intellectual productivity ,  communication ,  concentration ,  laboratory

分類 (2件)： 建築設計,建築家,建築史  (RB04000W) ,  教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G)

引用文献 (9件)：

• 1) 須藤美音・久木宏紀・水谷章夫他:知的創造性空間における空間・環境要素に関する研究,日本建築学会計画系論文集,第705号,pp. 2367-2374,2014.11.
• 2) 小川聡・伊香賀俊治・満倉靖恵他:オフィスサポート空間の光・視環境が執務者の作業効率に及ぼす影響(心拍測定),日本建築学会大会学術講演梗概集,環境工学II,pp. 1219-1220,2014
• 3) 岡本章伺:コミュニケーションマネジメントによる知的生産性の向上,知的資産創造,第7巻第1号,1999.1
• 4) 大林組技術研究所:建築空間が知的生産性に与える影響度評価手法,大林組技術研究所報,No. 74,2010
• 5) 樋口彩子:知的生産性及び快適性を考慮した分散型ワークスペースに関する研究, 日本建築学会近畿支部研究報告集,環境系, pp. 241-244, 2014.5. 26

タイトルに関連する用語 (5件)： 研究 ,  施設 ,  知的生産性 ,  建築空間 ,  計画手法