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J-GLOBAL ID：201702242475975979   整理番号：17A0482260

豚におけるPasteurella multocidaの外膜プロテインAを標的とするバイオフィルム阻害剤

Biofilm inhibitors targeting the outer membrane protein A of Pasteurella multocida in swine

著者 (3件)： KUBERA Anchanee (Kasetsart Univ., Bangkok, THA) ,  THAMCHAIPENET Arinthip (Kasetsart Univ., Bangkok, THA) ,  SHOHAM Menachem (Case Western Reserve Univ., OH, USA)
資料名： Biofouling  (Biofouling)
巻： 33  号： 1-2  ページ： 14-23  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： T0718A  ISSN： 0892-7014  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Pasteurella multocida(Pm)は,豚における萎縮性鼻炎の原因薬剤である。本研究は,抗生物質耐性を無効にし菌力を低下させるために,豚のPmに対するバイオフィルム阻害剤を発見することを目指した。病原因子の外膜プロテインA(OmpA)を標的とした。食品医薬品局により承認された薬物のライブラリィを用いて,PmOmpAに対して仮想スクリーニングを行った。最高得点の化合物は,PmのセロタイプA,またはDの増殖に何ら作用しなかった。ミコフェノラートモフェチルは,7.3nMのIC₅₀を持つPmセロタイプAにより,バイオフィルムの形成の抑制において最高の効率を示した。PmセロタイプDに対しては,インドシアニングリーンが,11.7nMのIC₅₀において最高の効果を示した。然しながら,これらの化合物は,Pmの定着したバイオフィルムに何ら作用しなかった。本研究は,他の原因菌にも適用可能な,Pmによるバイオフィルム形成を防ぐための代替手法を提供する。

シソーラス用語： *Pasteurella ,  抗細菌作用 ,  *抗細菌薬 ,  生物膜 ,  薬物 ,  外膜タンパク質 ,  ブタ ,  *核酸代謝作用薬 ,  窒素複素環化合物 ,  ラクトン ,  フェノール類 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： *Pasteurella multocida ,  阻害剤 ,  生物膜形成

分類 (1件)： 微生物に対する影響  (EE05020V)

物質索引 (1件)： ミコフェノラートモフェチル

タイトルに関連する用語 (7件)： 豚 ,  Pasteurella ,  外膜 ,  プロテインA ,  標的 ,  バイオフィルム ,  阻害剤