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J-GLOBAL ID：201702242504842458   整理番号：17A1150556

ホログラフィックコンプレクシティ:還元忠実度感受率の性質を探査する道具

Holographic complexity: A tool to probe the property of reduced fidelity susceptibility

著者 (2件)： GAN Wen-Cong (Nanchang Univ., Nanchang, CHN) ,  SHU Fu-Wen (Nanchang Univ., Nanchang, CHN)
資料名： Physical Review. D  (Physical Review. D)
巻： 96  号： 2,Pt.B  ページ： 026008.1-026008.8  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 2470-0010  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 量子情報理論とホログラフィは,量子重力の理解において中心的役を果たしている。それらの関係を探求することは,現代物理の我々の理解に深い影響をもたらし,したがって,現在の理論および実験における重要なチャレンジである。最近,量子コンプレクシティと反de Sitter(AdS)空間におけるEinstein-Rosenブリッジの空間体積との間の双対性が推測された。この推測に動機付けられ,忠実度感受率(情報計量とも呼ばれる)とAdS空間における余次元-1時間スライスの最大体積を結びつける新しい双対性が提案された。自然な一般化として,γを部分領域AのRyu-Takayanagi(RT)面,V(γ)をバルク幾何におけるRT面に囲まれた部分の体積,RをAdS半径とするとき,CFTの部分系Aでホログラフィックコンプレクシティ(HC)がC_A=V(γ)/(8πRG)と定義され,定性的に,還元忠実度感受率(RFS)とHCとの間の似通った振る舞いが見つけられた。しかしながら,これらの定量的な振る舞いの計算は欠けていた。この論文では,RFS/HC双対性と呼ばれるこの双対性の定量的証明を,ホログラフィ的および場の理論的計算の両方で与えた。付け加えて,AdS₂₊₁におけるHCを調べ,いくつかの重要な性質を求めた。これらの性質により,RFS/HC双対性を介してRFSの際立った恒等式の集合を求めた。これは,RFSの理解に対して重要な示唆を行っているかもしれない。さらに,これらの性質と忠実度感受率に基づく最近提案された診断道具を利用し,RFS/HC双対性の実験的検証が可能になると議論した。

シソーラス用語： *量子情報 ,  理論 ,  重力場の量子論 ,  *忠実度 ,  比率 ,  双対性
準シソーラス用語： AdS/CFT ,  *ホログラフィー【場の理論】 ,  感受率 ,  量子重力

分類 (2件)： 場の理論一般  (BF01021K) ,  一般相対論及び重力理論  (BA07030F)

タイトルに関連する用語 (6件)： 還元 ,  忠実度 ,  感受率 ,  性質 ,  探査 ,  道具