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J-GLOBAL ID:201702242669177269   整理番号:17A1378258

海馬における初期成長応答1の抑制は,老年斑と濃縮体を持つAlzheimerモデルにおける神経病理学を改善する認知を軽減する【Powered by NICT】

Inhibition of Early Growth Response 1 in the Hippocampus Alleviates Neuropathology and Improves Cognition in an Alzheimer Model with Plaques and Tangles
著者 (4件):
資料名:
巻: 187  号:ページ: 1828-1847  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0065B  ISSN: 0002-9440  CODEN: AJPAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Alzheimer病(AD)と血管性認知症の散発型は多くの危険因子を共有し,それらの病原性機構が関係していることが示唆された。転写因子初期成長応答1(Egr-1)は,各種の血管病理を調節し,AD脳とADマウスモデルの両方で上方制御されが,AD病因におけるその役割は不明である。ここでは,shRNAによる海馬におけるEgr-1のサイレンシングはタウりん酸化を減少させ,アミロイドβ(Aβ)病理を低下させ,3xTg-ADマウスモデルにおける認知を向上させることを報告する。Egr-1サイレンシングはサイクリン依存性蛋白質キナーゼ5(Cdk5),グリコーゲンシンターゼキナーゼ3β,蛋白質ホスファターゼ1,または蛋白質ホスファターゼ2Aのレベルに影響しなかったが,Cdk5のp35サブユニットを減少させた。Egr-1サイレンシングもβ-セクレターゼ1(BACE 1)およびBACE1切断アミロイド前駆体蛋白質(APP)代謝産物(分泌APPβ,C99,Aβ40およびAβ42)のレベルを低下させるが,プレセニリン1およびプレセニリン2に影響を及ぼさなかった。海馬一次ニューロンでは,Egr-1はBACE-1とp35プロモーターに結合し,タウのリン酸化を増強し,Cdk5とBACE-1を活性化し,アミロイド形成性APPプロセシングを加速した。ブロッキングCdk5作用はEgr 1誘導タウリン酸化を阻害するが,BACE-1活性化とアミロイド生成性APP処理に影響を及ぼさなかった。一方,ブロッキングBACE-1作用はEgr 1誘導アミロイド形成的APPプロセシングを阻害するが,タウのリン酸化に影響を及ぼさなかった。Egr-1はCdk5とBACE-1の活性をそれぞれ制御することで脳におけるタウりん酸化とAβ合成を調節し,Egr-1はADの治療のための潜在的治療候補であることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経系の疾患  ,  細胞生理一般  ,  中枢神経系 

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