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J-GLOBAL ID：201702242744801744   整理番号：17A0906134

日本の公害問題の歴史的教訓

著者 (1件)： 宮本憲一 (滋賀大)
資料名： 滋賀大学環境総合研究センター研究年報  (Science for Environment & Sustainable Society)
巻： 14  号： 1  ページ： 3-19  発行年： 2017年07月14日 
JST資料番号： L6222A  ISSN： 1349-1881  資料種別： 年次報告 (Y)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 四日市で公害問題が発生した当時,経済学では公害や環境破壊は市場制度の外部性の問題で,社会的費用として経済コストに入れていなかった。このような中での経済成長を市民が批判し,対策を求める運動が起こり,併行して環境科学が進歩した。本報では過去の公害事例を概観し,その構造的原因を考察するとともに,そこから学ぶ教訓を挙げた。多くは大気汚染,水質汚濁であり,現代においては福島原発事故とアスベスト災害までつながっている。解決の要因としては,住民運動と地方団体の革新,および公害裁判による被害者救済を挙げた。

シソーラス用語： 喘息 ,  *環境汚染 ,  訴訟 ,  *公害対策 ,  原価 ,  原子力災害 ,  原子炉事故 ,  石綿肺 ,  大気汚染 ,  水質汚濁 ,  教育 ,  経済成長 ,  *経済学
準シソーラス用語： 四日市喘息 ,  公害先進国 ,  公害訴訟 ,  社会的費用 ,  福島原発事故 ,  教訓 ,  環境経済学

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 日本 ,  公害 ,  問題 ,  歴史 ,  教訓