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J-GLOBAL ID：201702242904505127   整理番号：17A0579858

フェーズドアレイ法を用いた高クロム鋼溶接部の余寿命検査技術

著者 (5件)： 引地達矢 (IHI検査計測) ,  梶ヶ谷一郎 (IHI検査計測) ,  齋藤規子 (IHI) ,  中川博勝 (IHI) ,  塩田佳紀 (IHI 基盤技研)
資料名： IIC Review  (IIC Review)
号： 57  ページ： 12-17  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： L4997A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超々臨界圧ボイラの主要耐圧部で使用されている高クロムフェライト耐熱鋼の溶接継手を対象にして,クリープ寿命予測への超音波フェーズドアレー法(UPA)の適用性を検討した。SCMV28の溶接継手から試料を採取し650°C及び675°Cで,50MPa及び60MPaの試験応力でクリープ試験を行った。UPAには横波5MHz及び縦波10MHzの超音波プローブを使用し,溶接部断面及び溶接線側面のクリープの試験前,試験中及び試験後の画像を解析した。また試験中の試料については断面組織も観察しUPAで検出された反射源を特定した。UPAでクリープ試料の探傷試験を行った結果,寿命消費率約70%の損傷を検出できた。横波の方が溶接性状を視認しやすく損傷位置の特定にもより有効であった。

シソーラス用語： *フェイズドアレイ ,  溶接継手 ,  *クリープ強さ ,  内部欠陥 ,  *超音波探傷 ,  *寿命予測 ,  *合金鋼 ,  超臨界圧ボイラ ,  超臨界圧 ,  *耐熱鋼 ,  フェライト鋼 ,  非破壊検査 ,  *溶接部
準シソーラス用語： *クリープ寿命 ,  *高クロム鋼 ,  探傷試験 ,  超超臨界圧

分類 (2件)： 溶接部  (WC07100I) ,  非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (3件)：

• 久布白圭司、齋藤規子: 株式会社IHI、 改良9Cr-1Mo鋼溶接部のクリープ寿命評価、 日本鉄鋼協会、 2015、 材料の組織と特性部会、 高Cr鋼溶接部組織の基礎的理解とその応用自主フォーラム、 シンポジウム 「高Cr鋼溶接部のクリープ変形・破壊」
• 火力設備における電気事業法施工規則第94条の2第2項第1号に規定する定期事業者検査の時期変更承認に係わる標準的な審査基準例及び申請方法等について (20120919商局第66号)
• 小林英男、大岡紀一、牧原善次: 超音波による欠陥寸法測定 非破壊検査の新しい展開、 共立出版、 2009

タイトルに関連する用語 (4件)： フェーズドアレイ ,  高クロム鋼 ,  溶接部 ,  余寿命