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J-GLOBAL ID：201702243042764854   整理番号：17A1487596

酸化ストレス,蛋白質修飾とアルツハイマー病【Powered by NICT】

Oxidative stress, protein modification and Alzheimer disease

著者 (4件)： Tramutola A. (Department of Biochemical Sciences, Sapienza University of Rome, 00185 Rome, Italy) ,  Lanzillotta C. (Department of Biochemical Sciences, Sapienza University of Rome, 00185 Rome, Italy) ,  Perluigi M. (Department of Biochemical Sciences, Sapienza University of Rome, 00185 Rome, Italy) ,  Butterfield D. Allan (Department of Chemistry and Sanders-Brown Center on Aging, University of Kentucky, Lexington, KY 40506, USA)
資料名： Brain Research Bulletin  (Brain Research Bulletin)
巻： 133  ページ： 88-96  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0090A  ISSN： 0361-9230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルツハイマー病(AD)は,複雑な病因を持つ高齢者集団に影響する進行性神経変性疾患である。多くの仮説がADの異なる原因を説明するために提案されているが,正確な機構は不明のままである。本レビューでは,神経変性の酸化ストレス仮説に着目し,AD脳からの死後のヒト脳を解析するために酸化還元プロテオミクス手法を検討した。まとめると,これらの研究はADの病因と進行の両方に関与する,エネルギー生産,細胞構造,シグナル伝達,シナプス機能,ミトコンドリア機能,細胞周期進行,および分解システムのような多くの細胞過程の障害を示す分子機構に貴重な洞察を提供した。これら細胞機能の各々は健常神経ホメオスタシスの維持に寄与するので,これらの機能の一つあるいはそれ以上の規制緩和は,ADの病態と臨床症状に寄与する可能性がある。特に,ATPの減少したグルコース代謝と損失は,ADの神経変性と進行の引き金となる重要な事象であるという見解を支持するエネルギー代謝に特異的に関与する多くの酵素の酸化/機能障害を示す証拠を論じた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *Alzheimer病 ,  ホメオスタシス ,  病因 ,  ヒト ,  *酸化ストレス ,  細胞構成体 ,  老人 ,  機能障害 ,  シナプス ,  エネルギー代謝 ,  プロテオミクス
準シソーラス用語： 神経 ,  細胞機能 ,  神経変性 ,  神経変性疾患 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 酸化ストレス ,  蛋白質酸化 ,  アルツハイマー病 ,  ATPシンターゼ ,  グルコース代謝

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (3件)： 酸化ストレス ,  蛋白質修飾 ,  アルツハイマー病