抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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迷惑な社会問題の1つにイヤホンからの音漏れが挙げられる。モバイル機器の普及により,音楽やゲームなど様々なコンテンツを持ち運べてどこでも楽しめるようになったが,普及に伴いイヤホンからの音漏れなど新たな問題が起こっている。従来の研究では,それらの問題に対して問題を検出し抑制する方向性であった。ところが,そのような禁止・抑制指向ではユーザは回避を試みてしまい,本質的な解決には繋がらないと考える。本研究では音漏れ抑制の手法として,従来の禁止や抑制する方向性ではなくユーザがコンテンツに満足感を得ながら音漏れの抑制が可能となる手法を提案する。本稿では,楽曲聴取の満足感と音漏れ抑制を両立する手法として,状況に合わせた音漏れしにくい編曲を提案・検討する。楽曲聴取の満足感とは,元の楽曲聴取時と同等かそれ以上の満足感が得られる状態を指し,音漏れ抑制とは状況に合わせて音漏れしにくい状態を指す。旅行で電車を利用するシチュエーションを想定し,メタル調の元楽曲を旅の雰囲気に適するような曲調に編曲を行った。その過程を通して,どのように元楽曲の分析を行うか,またどのような編曲を行えば良いか検討した。(著者抄録)