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J-GLOBAL ID:201702243104185657   整理番号:17A0565708

バラストタンク耐食鋼適用船の塗装劣化挙動

著者 (2件):
資料名:
巻: 24  ページ: 211-218(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0242B  ISSN: 1880-3717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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JFEスチール(株)の塩谷らは,バラストタンクの腐食環境において,塗装欠陥部での鋼材の腐食を抑制することで,その後の塗装劣化を抑制する耐食鋼を開発した。そして,開発鋼をPSPC適用前の超大型鉱石船バラストタンクの上甲板と上甲板ロンジ材に適用した。バラストタンク耐食鋼を適用した実船バラストタンクの塗装劣化挙動を調査した結果,次のことが分かった。1)バラストタンク上甲板における耐食鋼の塗装劣化面積は,4.8年,7.3年いずれにおいても従来鋼の約40%に抑制されていた。上甲板ロンジエッジにおける耐食鋼の塗装劣化長さは4.8年,7.3年いずれにおいても従来鋼の約70%に抑制されていた。2)上甲板,ロンジエッジいずれについても,4.8年から7.3年の間に,単独で成長する劣化,合体する劣化,そして,4.8年以降,新規に発生する劣化が観察された。上甲板に比べて,ロンジエッジでは,新規に発生する劣化は非常に少なかった。3)上甲板,上甲板ロンジエッジいずれの塗装劣化大きさ頻度においても,耐食鋼は小さい劣化の頻度が大きく,大きい劣化の頻度が小さかった。4)4.8年から7.3年にかけて単独で成長する劣化の進展速度を調査した結果,ロンジエッジ方向の片側劣化速度は,ロンジエッジ垂直方向の約2倍であった。ロンジエッジ垂直方向と上甲板での劣化速度はほぼ同等であった。5)実船上甲板,ロンジエッジ方向,ロンジエッジ垂直方向のいずれにおいても,耐食鋼の塗装劣化速度は従来鋼の約70%に抑制されていた。6)上甲板ロンジエッジでの塗装劣化長さ率の経時変化および塗装劣化挙動から,耐食鋼のロンジエッジでの平均再塗装寿命は25年あるいはそれ以上と考えられる。
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分類 (1件):
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船舶構造・材料 
引用文献 (6件):
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