抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ニューヨーク州キングストンのUlster County Resource Recovery Agency(UCRRA)の食品廃棄物堆肥化施設について,その利用状況および施設規模などについて紹介した。UCRRAの主な目的は埋立処分する有機物の量を減らすことであり,食品廃棄物を収集する業者へインセンティブを与えるために,受け入れ費用を初期の50ドル/トンより順次引き下げており,現在20ドル/トンと安価である。このため,本施設へ搬入されるsource separated organicsの50%はコネチカット州やマサチューセッツ州などの近隣州はもちろん,遠くのウエストチェスター郡,サラトガ郡からも持ち込まれている。本施設は,商業的な食品廃棄物を処理するように設計されたパイロット施設を2012年に運転開始した。当局のデュアルストリームマテリアルリカバリ施設の後ろにあるコンポスト施設は,2015年の670トンに対して,2016年の最初の9カ月で1,000トン以上の食品廃棄物を処理したため,UCRRAはNY州環境保全省(DEC)に拡張の申請を行った。この2016年9月の堆肥化施設拡張により,パイロット施設は1,800~2,000トン/年の食品廃棄物を適切に処理可能となった。今年度は食品廃棄物(1,000トン)と同程度のコンポスト(719トン)を販売している。