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J-GLOBAL ID:201702243391294532   整理番号:17A0703091

魚油補給は小胞体ストレスを阻害し,インスリン抵抗性を改善する:AMP活性化蛋白質キナーゼの関与【Powered by NICT】

Fish oil supplementation inhibits endoplasmic reticulum stress and improves insulin resistance: involvement of AMP-activated protein kinase
著者 (8件):
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巻:号:ページ: 1481-1493  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2339A  ISSN: 2042-6496  CODEN: FFOUAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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グルコース代謝に対する魚油消費の有益な効果は一般的に報告されている。しかし,インスリン抵抗性に対する魚油で誘発する保護効果の基礎をなす機構は不明のままである。小胞体(ER)ストレスは,インスリン抵抗性への重要な寄与因子として認識されている。本研究の目的は,魚油補給は,ERストレスを減少させ,食餌誘発性肥満マウスのインシュリン抵抗性を改善するかどうかを評価することと,ERストレスに対する魚油利点の分子機構を調べることである。C57BL/6Jマウスに12週間:低脂肪食(LFD),高脂肪食(HFD)または魚油添加高脂肪食(FOD)の飼料の1つを給餌した。魚油補給は高脂肪食誘導性肥満マウスにおける低血糖,良好な耐糖能とインスリン感受性の改善をもたらした。重要なことに,魚油投与は高脂肪食摂食誘発ERストレスと減少した脂肪組織機能障害を阻害した。魚油改善は白色脂肪組織におけるリン酸化AMP活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)発現の上昇を伴っていた。これに対応して,in vitro実験の結果は,本研究で使用されている魚油の主要なn-3多価不飽和脂肪酸(PUFA),ドコサヘキサエン酸(DHA)は,AMPKのリン酸化の用量依存性増加をもたらし,分化した3T3-L1脂肪細胞におけるパルミチン酸(PA)誘発ERストレスを抑制することを示した。さらに,AMPK阻害剤(化合物C)処理は,PA誘導ERストレスを阻害するDHAの効果を阻止した。著者らのデータは,n-3PUFAはAMPK活性化を介して脂肪細胞におけるERストレスを抑制し,それにより高脂肪食摂食誘発脂肪組織機能不全とインスリン抵抗性に対して保護効果を発揮することを示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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食品の化学・栄養価 

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