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J-GLOBAL ID：201702243407162214   整理番号：17A1496964

南チベット・ヒマラヤからの熱水の揮発性物質の起源についての地球化学的制約:インド-アジア大陸沈み込み帯における脱ガスシステム【Powered by NICT】

Geochemical constraints on origin of hydrothermal volatiles from southern Tibet and the Himalayas: Understanding the degassing systems in the India-Asia continental subduction zone

著者 (5件)： Zhang Maoliang (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Guo Zhengfu (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Zhang Lihong (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Sun Yutao (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China) ,  Cheng Zhihui (Key Laboratory of Cenozoic Geology and Environment, Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100029, China)
資料名： Chemical Geology  (Chemical Geology)
巻： 469  ページ： 19-33  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0081A  ISSN： 0009-2541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱水活動(例えば,温泉と間欠泉)を広範囲に南部チベット・ヒマラヤに分布し,インド-アジア大陸沈み込み帯における進行中の脱ガスシステムを表現している(IACSZ)東西方向,~2000km長,熱水帯を形成した。本研究では,熱水帯における代表的な温泉からのガス試料の化学組成とHe C N同位体の新しいデータ,IACSZとその造構的意味における熱水脱ガスシステムの理解揮発性起源でを報告した。空間位置によれば,試料は西部,中央,東部サブグループ,空間的に識別可能な地球化学的特徴,~3He/~4HeとCO_2/~3He比などを示すに分けられる。揮発性進化に必要な必須成分は珪酸塩岩,炭酸塩岩,堆積有機物とマントル端成分,全ての付加ウェッジとマグマフロントを組み込んだ構造モデルに従ってIACSZにおける期待されるを含んでいる。CN同位体混合計算に基づいて,petrogeochemicalと地球物理学的研究からの制約とともに,富化マントルウェッジ(EMW)はマントル由来成分の源,マントル給源の富化を示すこの可能性を考慮しない以前のモデルと比較してリサイクルインド大陸物質の重要性を強調するための潜在的な候補として提案した。けい酸塩岩,炭酸塩岩と堆積有機物から成る地域地殻岩石群集はEMW派生揮発分(マグマフロントにおける脱ガスシステムにより例示されるように)の汚染物質として,または付加くさびにおける脱ガスシステムからの水熱揮発性物質の原料として解釈した。IACSZの構造フレームワークに従って,ここでは,揮発性地球化学(例えば,~3He/~4He)の空間的変動は主に南チベットとヒマラヤの熱水脱ガスシステムの構造親和性(すなわち,付加ウェッジとマグマフロント)によって制御されていることを示唆した。地殻のような~3He/~4He比と高いN_2と~4He含有量は,付加ウェッジ(ヒマラヤと前弧盆地を含む)における脱ガスシステムへの高堆積の寄与と良く一致したが,チベット南部における高マントルに由来するヘリウム放出はマグマフロント下の電磁波派生融液からの寄与と密接な親和性を示した。さらに,可変スケールと広域断層システムと浸透の深さは,造構環境により制御された~3He/~4He比のIACSZプロファイルを混乱させる可能性がある余分の因子として作用するであろう。チベット南部における脱ガスシステムに関する著者らの解釈とヒマラヤはIACSZの理解マテリアルリサイクル機構と造構環境のための揮発性地球化学からの制約を提供する可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *熱水 ,  マントル ,  化学組成 ,  汚染物質 ,  *揮発性 ,  *大陸 ,  *チベット自治区 ,  *地球化学 ,  *沈み込み帯 ,  *ヒマラヤ ,  *インド ,  地殻 ,  同位体 ,  ケイ酸塩 ,  *脱ガス

著者キーワード (5件)： ガス地球化学 ,  富化したマントル源 ,  熱水脱ガスシステム ,  大陸沈み込み帯 ,  南チベット・ヒマラヤ

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  同位体地質学  (DD01042T)

タイトルに関連する用語 (12件)： チベット ,  ヒマラヤ ,  熱水 ,  揮発性物質 ,  起源 ,  地球化学 ,  制約 ,  インド ,  アジア ,  大陸 ,  沈み込み帯 ,  脱ガス