文献

J-GLOBAL ID：201702243418096883   整理番号：17A0705642

単層MoS_2S空孔線テンプレート上に原子3d遷移金属鎖の磁気的性質:基板と歪の影響【Powered by NICT】

Magnetic properties of atomic 3d transition-metal chains on S-vacancy-line templates of monolayer MoS₂: effects of substrate and strain

著者 (3件)： Li Hongxing (State Key Laboratory of Magnetic Resonance and Atomic and Molecular Physics, Wuhan Institute of Physics and Mathematics, Chinese Academy of Sciences, Wuhan 430071, P. R. China. [e-mail] [e-mail]) ,  Huang Min ,  Cao Gengyu
資料名： Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices  (Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices)
巻： 5  号： 18  ページ： 4557-4564  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2383A  ISSN： 2050-7526  CODEN： JMCCCX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： MoS_2単分子層のユニークな三層原子構造は硫黄空格子点線(SVL)の形成,理論的および実験的研究によって確認されているが有利であった。この欠陥を原子間金属鎖,近年興味深い研究話題になっているを収容する鋳型として用いることができた。本研究では,第一原理計算を用いて単分子層MoS_2のSVLに沿った吸着原子の3d遷移金属(V,Cr,Mn,Fe)鎖の磁気的性質を調べた。すべての原子遷移金属(TM)鎖は大きな結合エネルギーで安定に吸着することができた。3d遷移金属鎖の磁気秩序と交換相互作用はMoS_2基板によって劇的に影響を受けた。VとCr鎖の磁気基底状態はMoS_2;へ固定後も変化しなかったが磁気相互作用は自立の場合と比較して弱くなった。MnとFe鎖が,MoS_2のSVL上の反強磁性(A FM)結合に自立鎖における強磁性(FM)結合からの遷移を示した。原子遷移金属鎖における磁気結合は原子鎖の近傍,結合経由および空間経由相互作用の組合せにより支配される中のMo原子により仲介される。スルーボンドカップリングはFM V/MoS_2で優勢であり,貫通空間カップリングはCr/MoS_2Mn/MoS_2とFe/MoS_2のA FM状態で支配的であることが分かった。MoS_2のSVLに原子3d遷移金属鎖の電子特性,磁気秩序と交換相互作用は,分子鎖方向に沿って印加した一軸歪によって調整することができる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 結合エネルギー ,  原子構造 ,  *モリブデン ,  磁気秩序 ,  マンガン ,  交換相互作用 ,  反強磁性 ,  *遷移金属 ,  単分子層 ,  *金属 ,  計算 ,  強磁性
準シソーラス用語： 原子鎖 ,  磁気基底状態 ,  吸着原子 ,  第一原理計算 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (5件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  有機化合物の磁性  (BM06070A) ,  遷移金属錯体一般  (CE01040N) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (8件)： 単層 ,  空孔 ,  テンプレート ,  原子 ,  3D ,  遷移金属 ,  磁気的性質 ,  歪