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J-GLOBAL ID:201702243452146997   整理番号:17A1607796

重心衝突エネルギー0.05~10.00eVにおけるO2+(a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2:v+=1~2;J+)[O2+(X2Πg3/2,1/2:v+=22~23;J+)]+Arの電荷移動衝突に関する量子状態選択積分断面積【Powered by NICT】

Quantum-state-selected integral cross sections for the charge transfer collision of O2+(a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2: v+ = 1-2; J+) [O2+(X2Πg3/2,1/2: v+ = 22-23; J+)] + Ar at center-of-mass collision energies of 0.05-10.00 eV
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巻: 19  号: 43  ページ: 29057-29067  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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真空紫外(VUV)レーザパルス場イオン化-光イオン(PFI PI)検出に関する連続電場パルス方式を採用することにより,O2+(a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2+=0-2;J+)およびO2+(X2Πg3/2,1/2+=21-23;J+)のスピン-軌道および振電回転状態分解VUV PFI PIスペクトルを成功裏に測定し,これらのスピン-軌道および回転振電状態におけるO2+(a4Πu)およびO2+(X2Πg)イオンをイオン-分子衝突研究のために調製できることを示した。本実験は電荷移動反応,O2+(a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2+=1,2;J+)[O2+(X2Πg1/2,3/2+=22-23)]+Ar→Ar++O2の絶対積分断面積(σ’s)の測定に関するものである。O2+(a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2+=1)および2+(X2Πg3/2,1/2+=22)[O2+(a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2: ν+=2)およびO2+(X2Πg3/2,1/2+=23)]状態が近いエネルギー共鳴であるという事実は,これらの反応をO2+の電荷移動反応性に及ぼすエネルギー共鳴,Franck-Condon因子(FCF)効果を研究する理想的なモデル系となる。σ(a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2+=1,2)値はEcm=0.05-10.00eVでのσ(X2Πg3/2,1/2+=22,23)値よりも約十倍高いことが分かり,FCFは,これらの電荷移動反応を促進する上で支配的な役割を果たすことを示している。本イオン-分子反応研究は,σ(a4Πu)は,スピン-軌道に強く依存するだけでなく,順番σ(a4Πu+=2)>σ(a4Πu+=1),およびσ(a4Πu5/2+)>σ(a4Πu-1/2+)>σ(a4Πu1/2+)>σ(a4Πu-1/2+)(ここでν+=1および2)の振動状態にも依存することを示した。Ecmの増加と共に減少する傾向と共に,高σ((a4Πu5/2,3/2,1/2,-1/2+=1,2)値は長距離電荷移動機構で予想されるものと一致した。しかしながら,0.05-10.00eV点のEcm範囲で観察される低いσ(X2Πg3/2,1/2+=22,23)値とEcm依存性の欠如は,短距離衝突動力学の関与を指示している。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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イオンと分子の衝突・散乱  ,  分子の電子構造 

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