細胞透過性マンガンスーパーオキシドディスムターゼ(MnSOD)模倣物のMnSODの補完,および炎症性腸疾患の細胞モデルおよび動物モデルに対し発揮する抗炎症効果

MATHIEU Emilie; BERNARD Anne-Sophie; DELSUC Nicolas; QUEVRAIN Elodie; GAZZAH Geraldine; LAI Barry; CHAIN Florian; LANGELLA Philippe; BACHELET Maria; BACHELET Maria; MASLIAH Joelle; SEKSIK Philippe; SEKSIK Philippe; POLICAR Clotilde

文献

J-GLOBAL ID：201702243458559585 整理番号：17A0981545

細胞透過性マンガンスーパーオキシドディスムターゼ(MnSOD)模倣物のMnSODの補完,および炎症性腸疾患の細胞モデルおよび動物モデルに対し発揮する抗炎症効果

A Cell-Penetrant Manganese Superoxide Dismutase (MnSOD) Mimic Is Able To Complement MnSOD and Exerts an Antiinflammatory Effect on Cellular and Animal Models of Inflammatory Bowel Diseases

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資料名：
巻： 56 号： 5 ページ： 2545-2555 発行年： 2017年03月06日
JST資料番号： C0566A ISSN： 0020-1669 CODEN： INOCAJ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

無機錯体の生物活性を理解するための必須の手段である,金属薬物の細胞透過性および分布の問題を解決することを目的として,スーパーオキシドジスムターゼを模倣するマンガン複合体Mn1の研究を報告した。電子スピン共鳴および空間分解X線蛍光を用いMn1の生物学的活性の評価を行った。より正確には,細胞溶解物中のMn1の質量分析特徴を検索し,マンガン含量全体を定量した。細菌のリポ多糖により活性化した消化管上皮細胞を,酸化的ストレスおよび炎症の細胞モデルとなした。マウスにおける2,4-ジニトロベンゼンスルホン酸が誘導する大腸炎を用い,in vivoMn1活性を検討した。その結果,Mn1は,細胞内抗炎症活性を発揮し,少なくとも部分的に配位し,細胞全体にわたって拡散した分布を維持し,ミトコンドリアMnSODを機能的に補完することが分かった。

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第6族,第7族元素の錯体 , 消炎薬の基礎研究 , 酵素の応用関連

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