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J-GLOBAL ID：201702243479799661   整理番号：17A0439909

Bohmトラジェクトリーを持つ波束伝搬と組み合わせた電子顕微鏡法での新しい量子動力学アプローチ

A novel quantum dynamical approach in electron microscopy combining wave-packet propagation with Bohmian trajectories

著者 (3件)： Rudinsky S. (Department of Mining and Materials Engineering, McGill University, 3610 University Street, Montreal, Quebec H3A 0C5, Canada) ,  Sanz A. S. (Department of Optics, Faculty of Physical Science, Universidad Complutense de Madrid, Pza. Ciencias 1, 28040 Madrid, Spain) ,  Gauvin R. (Department of Mining and Materials Engineering, McGill University, 3610 University Street, Montreal, Quebec H3A 0C5, Canada)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 10  ページ： 104702-104702-9  発行年： 2017年03月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 透過型電子顕微鏡法により得た回折特徴の数値解析は,古典的近似(モンテカルロシミュレーション)又は量子近軸トモグラフィー法(マルチスライス法及びそれらの異形のいずれか)に一般的に依存している。数値的な利点(比較的簡単な実装及び低い計算コスト)であるが,それらは重要な近似を含むので適用範囲は制限される。このような制限を克服するため,Bohmトラジェクトリーに関連した波束伝搬とオンザフライ計算の最適な組み合わせに基づく代替的でより一般的なアプローチを提案した。明確にするため,しかし一般性を失うことなく,電子顕微鏡法で重要な3つの異なる入射(動作)条件,すなわちプローブ幅,傾斜角及びビームエネルギーの関数として,薄いアルミニウムスラブによる電子ビームの回折を解析するためこのアプローチを用いた。特に,ビームエネルギーの特定閾値への依存のため,このアプローチが,他の既存の方法では説明することができない,方向に関した材料内でのビームの任意の変換を同時に明らかにし,任意のエネルギーにおける回折過程の明確な記述を与えることを示した。そしてそれは比較的低いエネルギーと比較的大きな傾斜角の両方またはいずれか一方を扱う場合非常に興味深いことである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *透過型電子顕微鏡 ,  波動伝搬 ,  *波動関数 ,  波束 ,  トラジェクトリー ,  *電子ビーム ,  電子回折 ,  エネルギー依存性 ,  傾斜角 ,  アルミニウム ,  金属薄膜
準シソーラス用語： オンザフライ処理

分類 (1件)： 顕微鏡法  (BK01040E)

タイトルに関連する用語 (5件)： トラジェクトリー ,  波束 ,  伝搬 ,  電子顕微鏡法 ,  量子動力学