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J-GLOBAL ID：201702243521351982   整理番号：17A0830263

乳牛における異なる精鉱からのin situ第一胃フィチン酸消失に及ぼす食餌のミネラルりんおよびフィチン酸の影響【Powered by NICT】

Effect of dietary mineral phosphorus and phytate on in situ ruminal phytate disappearance from different concentrates in dairy cows

著者 (5件)： Haese E. (Institut fuer Nutztierwissenschaften, Universitaet Hohenheim, 70599 Stuttgart, Germany) ,  Mohring J. (Institut fuer Kulturpflanzenwissenschaften, Fachgebiet Biostatistik, Universitaet Hohenheim, 70599 Stuttgart, Germany) ,  Steingass H. (Institut fuer Nutztierwissenschaften, Universitaet Hohenheim, 70599 Stuttgart, Germany) ,  Schollenberger M. (Institut fuer Nutztierwissenschaften, Universitaet Hohenheim, 70599 Stuttgart, Germany) ,  Rodehutscord M. (Institut fuer Nutztierwissenschaften, Universitaet Hohenheim, 70599 Stuttgart, Germany)
資料名： Journal of Dairy Science  (Journal of Dairy Science)
巻： 100  号： 5  ページ： 3672-3684  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0282A  ISSN： 0022-0302  CODEN： JDSCAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の第一の目的は,乳牛の第一胃におけるコムギ,トウモロコシ,大豆粕および菜種粕[,(RSM)あるいは(hRSM)溶媒抽出熱処理]からのフィチン酸塩(InsP_6)のin situ消失に及ぼす飼料組成の影響を決定することであった。第二の目的は,第一胃内InsP_6の一次分解生成物を評価した。りんとInsP_6濃度(基礎飼料(乾物中0.38%P,高りん食=0.56%P高InsP_6食=0.39%P)が異なる三飼料は3×3ラテン方格の3頭の第一胃フィステル装着泌乳ジャージー牛に給餌した。基底濃縮物(ふるいサイズ=2mm)を2 4 8 16,および24の第一胃中のポリエステルバッグの中でインキュベートした。バッグ残基はP,InsP_6,低イノシトールリン酸塩(InsP_5,InsP_4,InsP_3)の異性体,および粗蛋白質を分析した。InsP_6は,油糧種子ミールより穀粒からより迅速に消失した;が,≧95%InsP_6培養24時間後はhRSM(57%;食事平均)を除いて全ての精鉱から消失していた。高InsP_6飼料の給餌油粕のInsP_6消失,トウモロコシおよびコムギではなくは増加した。すべてバッグ残基における支配的なInsP_5異性体はIns(1,2,3,4,5)P_5とIns(1,2,3,4,6)P_5によるIns(1,2,4,5,6)P_5を追跡した。InsP_5異性体[Ins(1,3,4,5,6)P_5]は両菜種粕バッグ残基で検出された。高InsP_6飼料の給餌Ins(1,2,4,5,6)P_5とIns(1,2,3,4,5)P_5の低濃度をもたらし,飼料,濃縮物,と時間の間の相互作用はIns(1,2,3,4,6)P_5とIns(1,3,4,5,6)P_5の起こった。結果はInsP_6を加水分解するルーメン微生物の高い可能性を確認した。が,飼料中のInsP_6の量をさらに増加させるInsP_6加水分解を向上させることができる,RSMあるいは熱処理濃縮物のような,濃縮物ゆっくり分解可能なInsP_6を乳牛に給餌されている場合には意味があるかもしれない。InsP_5異性体の濃度に基づいて,3と6フィターゼは第一胃において主要な役割を果たしていると思われる。逆に,固有植物フィターゼ活性はその一次加水分解生成物の割合,Ins(1,2,3,4,5)P_5,他の濃縮物の代わりに高い固有フィターゼ活性が知られているコムギを用いた時にのみ僅かに変化した関連性が低いように思われた。ルーメンInsP_6消失の程度に影響する因子に関する追加情報は,第一胃微生物のフィターゼ活性とそれぞれのフィターゼの特性を決定するために更なる研究が必要である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 分解物 ,  微生物 ,  溶媒抽出 ,  *乳牛 ,  イノシトールリン酸 ,  コムギ ,  熱処理 ,  相互作用 ,  異性体 ,  大豆粕 ,  加水分解 ,  糖アルコール
準シソーラス用語： フィターゼ ,  粗蛋白質 ,  菜種粕 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： キーワードフィチン酸 ,  第一胃 ,  degradation ,  イノシトールペンタキス燐酸

分類 (1件)： 牛  (FD02020Y)

物質索引 (1件)： フィチン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 乳牛 ,  精鉱 ,  第一胃 ,  フィチン酸 ,  食餌 ,  ミネラル ,  りん