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J-GLOBAL ID：201702243561320976   整理番号：17A1231272

3次元切削中の工具および被削材の切削点近傍の内部応力状態可視化の検討

著者 (5件)： 堀江勇太 (千葉大 大学院) ,  比田井洋史 (千葉大 大学院) ,  松坂壮太 (千葉大 大学院) ,  千葉明 (千葉大 大学院) ,  森田昇 (千葉大 大学院)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 61  号： 10  ページ： 545-550  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,偏光高速度カメラを使った光弾性実験により位相差,主軸方位分布を可視化することで,3次元切削中の内部応力の可視化の可能性を検討した。最初に透明なガラス製工具によりアクリル樹脂を2次元切削状態において切削し,測定の妥当性を検討した。その後,3次元切削を行った。カメラから見て,奥から手前に向かって被削材を移動させ,すくい面とは反対方向からカメラにより観察を行った。その結果,アプローチ角が小さくなると被削材内部の位相差が切込み方向と送り方向に分かれて分布することを明らかにした。さらに,ノーズ半径が小さい場合,ノーズ部分の位相差分布が拡大すること,切込み量が大きくなるにつれて加工後に残る部分に生じる位相差分布が拡大することがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *切削 ,  *内部応力 ,  *可視化 ,  偏光 ,  工具 ,  光弾性
準シソーラス用語： 位相差

分類 (2件)： 切削一般  (QC02010V) ,  金属材料  (HC02020X)

引用文献 (11件)：

• 1) 篠塚淳: 切削加工のシミュレーション技術, 電気製鋼 78, 3 (2007) 233.
• 2) 大越諄,福井伸二:光弾性學的方法による切削作用の研究, 精密機械 1, 15 (1934) 598.
• 3) 中村示, 山本明, 河村一郎,森口裕一: フライス切削時における工具すくい面上の応力分布と切削機構 断続切削時における食いつきの研究(第2報),精密機械 47, 6 (1981) 645.
• 4) 山本明, 中村示: 微小切削における切削開始の条件について(第3報) 光弾性実験法による切削開始に関する研究, 精密機械 36, 422 (1970) 176.
• 5) 大沼隼志, 大谷幸利: サブミリ秒の時間分解能をもつ動的2次元複屈折計測装置の開発, 精密工学会誌 78, 12 (2012) 1082.

タイトルに関連する用語 (7件)： 3次元切削 ,  工具 ,  被削材 ,  切削 ,  近傍 ,  応力状態 ,  可視化