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J-GLOBAL ID:201702243606869272   整理番号:17A0498334

置換二座リガンドおよび補助リガンドは酵母およびバクテリアを対象とした古典的Re(I)トリカルボニル核のバイオイメージング諸特性を調整する

Substituted bidentate and ancillary ligands modulate the bioimaging properties of the classical Re(i) tricarbonyl core with yeasts and bacteria
著者 (7件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 2140-2147  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0785A  ISSN: 1144-0546  CODEN: NJCHE5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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複素環式芳香族化合物をリガンドとして有するレニウム(I)トリカルボニル錯体類は,そのイメージングプローブとしての諸特性に関して集中的に調査されてきており,in vivoにおける試験も最近開始されている。この状況の中で,fac-Re(CO)3(N,N)L錯体類(N,Nは置換二座リガンドを,Lは補助的リガンドを示す)は,その光物理的特性より最も研究された錯体類となっている。しかし,古典的fac-Re(CO)3(N,N)L錯体類(すなわち,上記においてLはBrなどのハロゲン)のN,N二座リガンドの役割,すなわち,細胞壁を有する細胞(酵母およびバクテリア)における細胞毒性および染色性能に関する研究は,今まで行われていなかった。本研究において著者らは,様々なタイプのレニウム(I)トリカルボニル錯体類を対象として調査した。具体的には,fac-Re(CO)3(N,N)Br[本化学式において,N,Nが,1,10-フェナントロリン(phen)であるものを(C1),5,6-ジオン-1,10-フェナントロリン(ジオン)であるものを(C2),2,2′-bpy(bpy)であるものを(C3),4,4′-ジメチル-2,2′-bpy(dmb)であるものを(C4),および,4,4′-ジエタノエート-2,2′-bpy(deeb)であるものを(C5)とした]を対象として,細胞性バイオマーカーのN,N二座リガンドの諸特性について特性評価した。著者らはまた,上記の古典的レニウム(I)トリカルボニル錯体類(C1からC5)と,fac-Re(CO)3(deeb)L+錯体(Lは,Schiff塩基である(E)-2-((3-アミノピリジン-4-イルイミノ)-メチル)-4,6-ジ-tert-ブチルフェノールを示す)とを,細胞ラベリングの潜在性の観点より比較を行った。本研究において著者らは,N,N置換二座リガンドおよび補助リガンドLの両方が,細胞バイオイメージングにおける適合性調整にプラスの効果をもたらしていることを見出した。この知見より,分子工学的設計の実施により,細胞壁を有する細胞に適した,より改善されたバイオマーカーが得られる可能性,さらに,最終的には他のタイプの細胞に至適となるバイオマーカーが調製できる可能性が示された。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
窒素複素環化合物一般  ,  遷移金属錯体一般  ,  生物科学研究法一般  ,  生体の顕微鏡観察法  ,  微生物・ウイルス学研究法一般 

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