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J-GLOBAL ID:201702243610661988   整理番号:17A0460756

関東山地東部,埼玉県名栗地域の秩父累帯中のメタガブロとその生成環境

著者 (1件):
資料名:
号: 53  ページ: 73-85  発行年: 2017年03月10日 
JST資料番号: L0903A  ISSN: 0454-241X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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黒瀬川帯は,秩父累帯の主体をなすジュラ紀-前期白亜紀付加体に介在して,花崗岩類,変成岩類,シルル-デボン系などの特異な地質体(黒瀬川岩石)が複雑かつ狭長な蛇紋岩帯中に分布する地帯である。黒瀬川帯はアジア東縁部のテクトニクスを解明する上で重要な鍵となっている。従来の研究では,名栗地域に黒瀬川帯が存在しないとされてきた。しかし,当該地域で新たにみいだされたメタガブロはその岩相や産状から黒瀬川岩石の可能性があり,当該地域に黒瀬川帯が存在することを指示する。また,全岩化学分析によって,橋立ユニットに分布する苦鉄質岩やメタガブロの一部は,HIMU玄武岩類(スーパープルーム起源)の可能性がある。紀伊半島東側の秩父累帯にもHIMU玄武岩類と考えられるメタガブロや苦鉄質岩(青色片岩や緑色岩の一部)が分布するが,両地域でHIMU玄武岩類の分布域が黒瀬川帯に限られているのは興味深い。これらの事実は,関東山地の黒瀬川帯が,本来,山中地溝帯から名栗断層帯まで途切れることなく存在していたことを示唆する。この新知見は,黒瀬川トランスフォーム断層帯説(Kato and Saka,2006)の検証を補強するものである。(著者抄録)
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分類 (1件):
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深成岩 
タイトルに関連する用語 (5件):
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