抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;前立腺癌の診断における多b値DWIの価値を探求し、その中の最適b値DWIのADC値を選び、それと前立腺癌の病理Gleason採点との相関性を分析する。方法;前立腺癌患者28例と前立腺過形成患者35例を選び、すべての患者は病理検査により、通常のMRIシーケンス、三種類のb値(700 s/mm2、1000 s/mm2、1500 s/mm2)のDWIシーケンス、ダイナミック増強シーケンススキャンを行った。前立腺癌群のDWIの高信号領域、前立腺肥大群のT2WI増殖結節に対して関心領域を選択し、前立腺癌群の三種類のb値ADC値の相互の差異を比較し、前立腺癌群、前立腺肥大群の間の同じb値ADC値の差異を比較した。ROC曲線を用いて3種類のb値ADC値の診断有効性の大きさを比較し、その中の最も良いb値のADC値を選び、それと前立腺癌の病理Gleason採点との相関性を分析した。結果;b値が700s/mm2,1000s/mm2,1500s/mm2のとき,前立腺癌のADC値は,それぞれ(0.876±0.192)×10-3mm2/s,(0.809±0.179)×10-3mm2/s,(0.697±0.155)×10-3mm2/sであった。前者と後者の間には有意差が認められたが,ROC曲線分析では,前立腺癌と前立腺肥大の曲線下面積はそれぞれ0.986,0.988,0.992であった。b値が1500s/mm2のとき,ADC値の診断効率は最も良く,ADC値の診断閾値は1.026×10-3mm2/sであり,感度と特異性はそれぞれ92.9%と100%であった。b=1500s/mm2において,ADC値と前立腺癌の病理学的Gleasonスコアとの間に統計的相関があり,相関係数は-0.390であった。結論;異なるb値のADC値は前立腺癌の診断に対して一定の影響があり、b値が1500s/mm2の時にADC値の診断効果は最も良く、前立腺癌のADC値は病理Gleasonスコアと負の相関があり、ADC値はある程度に腫瘍の悪性度を反映できる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】