文献

J-GLOBAL ID：201702243750569574   整理番号：17A0794163

鍛造品の熱間形状計測技術

Shape Measurement Technology of Hot Steel Forgings

著者 (4件)： 森大輔 (大同特殊鋼 技開研) ,  新美清明 (大同特殊鋼 技開研) ,  高橋信幸 (大同特殊鋼 技開研) ,  濱井拓也 (大同特殊鋼 渋川工場)
資料名： 電気製鋼大同特殊鋼技報  (電気製鋼)
巻： 88  号： 1  ページ： 19-25  発行年： 2017年06月16日 
JST資料番号： F0098A  ISSN： 0011-8389  CODEN： DESEAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国際熱核融合実験炉ITERで用いられる構造部品の一つにプラズマを閉じ込めるための大型重要部品(ITER材)がある。このITER材の熱間自由鍛造時には,次工程での切削加工加工代を適量確保しつつニアネットシェイプ成形することが求められる。そこで,寸法精度の厳格な管理のため,熱間形状測定装置の開発が必要となった。本稿では,ITER材製造のため今回開発した測定装置について解説した。まず,開発目標(最大900°Cの大型ITER材を6200mm離れた距離から非接触で自動計測)を述べた上で,計測方式の選定(ラインレーザを用いたステレオカメラ方式による3次元形状測定)について説明した。次に,高精度化の検討として,熱影響に関する対策(温度変化±2°Cに抑制)と計測アルゴリズムの開発(寸法階差の判定)について解説した。最後に,計測制度の検証(基準プレートを±10mm以内で計測,また,熱間鍛造品全長5000mmを1分以内に計測できた)について述べた。

シソーラス用語： *核融合炉 ,  研究用原子炉 ,  *鍛造品 ,  自由鍛造 ,  *ホットプレス ,  計測器 ,  形状測定 ,  アルゴリズム ,  最適化手法 ,  near net shape法 ,  遠隔測定 ,  公差 ,  カメラ ,  立体画像 ,  可視レーザ ,  温度変動 ,  測定精度 ,  *精密加工
準シソーラス用語： ITER【実験炉】 ,  グリーンレーザー ,  ステレオカメラ ,  ニヤネットシェイプ ,  三次元形状計測装置 ,  寸法公差

分類 (2件)： 鍛造設備  (WC05030S) ,  長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O)

引用文献 (15件)：

• 国際熱核融合実験炉 ITERウェブサイト: <http://www.fusion.qst.go.jp/ITER/iter/page1_1.html> 最終アクセス日 2017/4/11.
• 日経ビジネス, 2013/10/21, 17.
• 小坂田宏造:精密工学会誌,58(1992), 6, 943.
• 片山二郎,穴吹善範,藤本洋二: 川崎製鉄技報, 30(1998), 4, 222.
• 岡本陽,和佐泰宏,香川恭徳: R&D 神戸製鋼技報,57(2007), 3, 29.

タイトルに関連する用語 (2件)： 鍛造品 ,  形状計測