文献

J-GLOBAL ID：201702243805983931   整理番号：17A0928350

増強光触媒活性を持つモリブデンドープTiO₂膜を合成する新しい方法

A novel method to synthesize molybdenum doped TiO₂ films with enhanced photocatalytic activity

著者 (2件)： LUO Qiang (Wuhan Polytechnic Univ., Wuhan, CHN) ,  CAI Qizhou (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Wuhan, CHN)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 123  号： 6  ページ： 451.1-451.7  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モリブデンドープTiO₂膜を新しい方法により作製し,その特性を調べた。試料はモリブデン酸ナトリウム(SM)を添加した電解質溶液におけるマイクロアーク酸化により作製され,特にSM濃度の効果に注目した。電子顕微鏡画像及びX線回折パターンは,SM濃度の増大と共に,多孔性膜の細孔のサイズが減少し,数が増大すること,及び膜内でより多くのアナターゼ相がルチル相に変換され,膜の面間隔が増大することを示した。紫外可視吸収スペクトルは,SM濃度の増大と共に吸収端が長波長側へシフトし,バンドギャップエネルギーが減少することを示した。紫外光照射下でのメチレンブルーの光分解により調べた膜の光触媒活性は,SM濃度の増大と共に,初めは増大し,次に減少した。その最大値は純TiO₂膜の値の約2.3倍であった。

シソーラス用語： *酸化チタン ,  *モリブデン ,  *ドーピング ,  半導体薄膜 ,  *アノード酸化 ,  ナトリウム化合物 ,  モリブデン酸塩 ,  濃度依存性 ,  電子顕微鏡観察 ,  X線回折 ,  多孔性 ,  *紫外可視吸収スペクトル ,  *光学ギャップ ,  *触媒活性 ,  光触媒反応 ,  *接触分解 ,  *廃水処理 ,  アナターゼ型結晶 ,  ルチル型結晶 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  スルホニウム ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： *マイクロアーク酸化 ,  モリブデン酸ナトリウム ,  *光触媒活性 ,  光触媒分解 ,  *二酸化チタン

分類 (3件)： 酸化物薄膜  (BK14050P) ,  光化学反応  (CB08020F) ,  下水,廃水の化学的処理  (SC03050W)

物質索引 (1件)： メチレンブルー

タイトルに関連する用語 (5件)： 増強 ,  光触媒活性 ,  モリブデン ,  ドープ ,  TiO2