文献

J-GLOBAL ID：201702243939118784   整理番号：17A1606663

海草における炭素濃縮機構

Carbon-concentrating mechanisms in seagrasses

著者 (6件)： LARKUM Anthony William D. (Univ. Technol. Sydney, NSW, AUS) ,  DAVEY Peter A. (Univ. Technol. Sydney, NSW, AUS) ,  KUO John (Univ. Western Australia, WA, AUS) ,  RALPH Peter J. (Univ. Technol. Sydney, NSW, AUS) ,  RAVEN John A. (Univ. Technol. Sydney, NSW, AUS) ,  RAVEN John A. (Univ. Dundee at JHI, Dundee, GBR)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 14  ページ： 3773-3784  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海草は海水中で生育する被子植物である。海水には炭酸水素塩が大量に含まれているので炭酸水素塩ポンプが期待されるが,そのようなポンプはなく,原形質膜外側に炭酸アンヒドラーゼが認められる。外側のプロトンポンプとともに,局所的な酸性化が二酸化炭素濃度上昇の引き金となって二酸化炭素吸収を促進する。細胞質と葉緑体において炭素濃縮機構(CCM)が存在する。すなわち,海草はCCMを有しているが,ルビスコカルボキシ化のサイトでの二酸化炭素濃縮は確認されていない。

シソーラス用語： *海洋生物 ,  濃縮 ,  炭酸水素塩 ,  炭酸アンヒドラーゼ ,  ガス吸収 ,  細胞質 ,  葉緑体 ,  *光合成 ,  リブロースビスリン酸カルボキシラーゼ ,  カルボキシ化 ,  表皮 ,  被子植物 ,  プロトンポンプ
準シソーラス用語： *海草 ,  二酸化炭素濃縮 ,  二酸化炭素吸収 ,  オモダカ目 ,  Rubisco ,  拡散境界層 ,  無機炭素濃縮機構

分類 (2件)： 光合成  (EB10020I) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (3件)： 海草 ,  炭素 ,  濃縮