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J-GLOBAL ID：201702243943052971   整理番号：17A1075248

温度上昇は,昆虫によって受粉されるマメ科植物ソラマメ(Vicia faba)における自配から他配への変化の引き金となる

Elevated temperature drives a shift from selfing to outcrossing in the insect-pollinated legume, faba bean (Vicia faba)

著者 (4件)： BISHOP Jacob (Univ. Reading, GBR) ,  JONES Hannah E. (Univ. Reading, GBR) ,  O’SULLIVAN Donal M. (Univ. Reading, GBR) ,  POTTS Simon G. (Univ. Reading, GBR)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 8  ページ： 2055-2063  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気候変動や極端な気象は,植物の生殖にとって脅威となりうる。ソラマメ(Vicia faba)の開花期5日間を加温条件に暴露した後,網ケージ(マルハナバチ放飼,花粉媒介者無し)および2箇所の圃場(網で囲う,野外の昆虫によって花粉が媒介される)に設置して,形態マーカーを用いて実験植物間の花粉の移動を定量化した。その結果,昇温ストレスによって昆虫媒介による他配の割合が顕著に増加した。他配種子の割合は対照区(加温しない)より17%増加した。すなわち,昆虫によって受粉される植物では,非生物的ストレスは他家受粉と自家受粉の相対的寄与に大きな変化を示すことが明らかになった。

シソーラス用語： ソラマメ ,  *昇温 ,  気候変動 ,  受粉 ,  自家受粉 ,  *他家受粉 ,  ミツバチ科 ,  ストレス ,  生物相互作用 ,  相互作用 ,  *花粉媒介昆虫 ,  昆虫植物間相互作用 ,  生殖成長 ,  非生物的ストレス ,  *昆虫綱 ,  マルハナバチ属 ,  ハチ ,  *無脊椎動物 ,  *節足動物
準シソーラス用語： *昆虫類 ,  マルハナバチ ,  温度上昇 ,  花粉媒介 ,  自家生殖 ,  植物気候相互作用 ,  他家生殖

分類 (3件)： 生殖  (EH02040F) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  気候学,気候変動  (DC05140T)

タイトルに関連する用語 (9件)： 温度上昇 ,  昆虫 ,  受粉 ,  マメ科植物 ,  ソラマメ ,  Vicia ,  FABA ,  他配 ,  引き金