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J-GLOBAL ID:201702243980625023   整理番号:17A0499259

PEG化および葉酸官能化カーボンナノチューブのpH制御ドキソルビシンキャリアとしての適用: 安定性および薬物放出機構に関する分子動力学解析

Pegylated and folic acid functionalized carbon nanotubes as pH controlled carriers of doxorubicin. Molecular dynamics analysis of the stability and drug release mechanism
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巻: 19  号: 13  ページ: 9300-9312  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,葉酸フラグメントを末端とするポリエチレングリコール(PEG)鎖を用いて共有結合性官能化を行ったカーボンナノチューブについて解析した。本解析では,分子動力学シミュレーションを用いて,抗癌剤ドキソルビシンのpH制御キャリアのような構成体の特性の理論的予測に焦点を当てている。解析対象のシステムは,中性のpHではカーボンナノチューブ空洞内にドキソルビシンを保持し,若干酸性のpHでは薬剤を放出することが期待される。この性質は,わずかに酸性のpHでプロトン化を起こすいくつかの色素分子(p-フェニレンジアミンまたはニュートラルレッド)がナノチューブへ取り込まれることに由来する。いずれの色素とも,生理的pHでナノチューブ内部に安定したドキソルビシン-色素混合物共吸収相を形成することが見出された。酸性pHでは,色素が自然にナノチューブから放出され,ナノチューブ内部にはドキソルビシンのみが封入された状態に至ることが観察された。従って,解析を行った構成体は,腫瘍内微小環境(低酸素状態および葉酸受容体過剰発現のためにpHが低下)に選択的なドキソルビシンのキャリアと考えることができる。しかしながら,酸性pHでのナノチューブからのドキソルビシン放出は,少なくとも本研究の系の大きさでは,動力学的に閉塞されていることも分かった。そのため,酸性pHでのドキソルビシン放出に対する活性化障壁を低減させる可能な方法についてもいくつか検討した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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炭素とその化合物  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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