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J-GLOBAL ID:201702244000574306   整理番号:17A0695772

ムギ斑葉モザイクウイルスによる均一な遺伝子発現のための迅速かつ効率的方法

A rapid and efficient method for uniform gene expression using the barley stripe mosaic virus
著者 (2件):
資料名:
巻: 13  号: Apr  ページ: 13:24 (WEB ONLY)  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7033A  ISSN: 1746-4811  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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(背景)ムギ斑葉モザイクウイルス(BSMV)は穀類の遺伝子機能を研究するのに手頃なベクターである。しかし,研究は大麦または小麦の葉の遺伝子サイレンシングに限られている。加えて,この方法は異なる葉と植物の間に高い可変性を産み出す。これらの限界を克服するために,BSMV遺伝子過剰発現に関する接種プロトコル改変の可能性を調査した。改良した光,酸素または電圧感知(iLOV)ドメインベース蛍光蛋白質をBSMVの感染及び広がりを監視するための遺伝子発現リポーターとして使用した。タバコ(Nicotiana benthamiana)葉をAgroinfiltration法によって感染させ,葉を均質化してBSMV粒子を抽出し,従来の葉摩砕法または種子浸潤法によってコムギ組織に接種した。(結果)葉摩砕法と比較して,種子湿潤法では,発芽後7日以内に異種コムギならびに他の単子葉植物および双子葉植物種の根と葉の両方で均一性の高いiLOVが検出された。種子浸潤法ではiLOV発現で測定されたウィルス感染の進行は葉と異なる器官及び組織でより安定であり,次世代に伝播される。(結論)これらの結果は,BSMVがコムギの根及び葉のiLOV等の小さい遺伝子発現ベクターとして使用することができることを示す。種子浸潤による接種が,従来の葉摩砕方法と比較してコムギならびに異なる単子葉植物および双子葉植物種で遺伝子の急速かつ均一な発現を可能にする。また,感染後7日ほどの速さで非常に効率的な形質転換を産み出すことから感染植物の第1世代中の遺伝子機能研究を可能にする。更にまた,この方法はトランスジェニック植物の産生と比較して単純,迅速,且つ安価である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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ウイルスによる植物病害  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (5件):
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