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J-GLOBAL ID：201702244152212704   整理番号：17A1278869

マルチフェロイック特性の増強とEuをドープしたビスマスフェライトナノ粒子の異常な磁気相転移【Powered by NICT】

Enhancement of multiferroic properties and unusual magnetic phase transition in Eu doped bismuth ferrite nanoparticles

著者 (5件)： Banerjee Mahasweta (Department of Physics, National Institute of Technology, Durgapur-713209, India. [e-mail]) ,  Mukherjee Ayan ,  Banerjee Amit ,  Das Debajyoti ,  Basu Soumen
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 41  号： 19  ページ： 10985-10991  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ビスマスフェライトのマルチフェロイック特性の改善は,スピントロニクスの成長分野におけるその実用化と商業化に必要不可欠である。最高保磁力と優れたマルチフェロイック挙動と異常な磁気相転移はユウロピウム(Eu³⁺)イオンとビスマス(Bi³⁺)イオンの適切な置換によって27nmの平均サイズを有するビスマスフェライトナノ粒子で観察された。X線回折(XRD)の結果は,10%までEuで置換した,BiFeO₃以外の相の偏析が起こらないことを確認した。詳細な構造解析は,EuイオンによるBiイオンの置換は格子パラメータ,微小歪および結晶子サイズの格子歪と修飾をもたらすことを示唆する。dc活性化エネルギーはArrheniusの式から計算し,Eu含有量の増加と共に増加することが分かった。試料の誘電率はEu濃度の増加とともに増加した。磁気測定は,多結晶EuドープBiFeO₃(Bi_1-xEu_xFeO₃)試料の100K近傍の交換バイアス効果と表面相転移を示した。室温強誘電性と磁気誘電測定は分極と磁気誘電定数はEuドーピングにより有意に増加することを示した。すべての観測結果は,スピントロニクスの新興分野における有望な候補材料を示唆した。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 強誘電体 ,  磁性体 ,  *ビスマス化合物 ,  *フェライト ,  *鉄化合物 ,  ドーピング ,  ナノ粒子 ,  ユウロピウム ,  磁気転移 ,  スピントロニクス ,  保磁力 ,  X線回折 ,  偏析 ,  構造解析 ,  格子定数 ,  化学修飾 ,  格子歪 ,  結晶粒径 ,  活性化エネルギー ,  Arrheniusの式 ,  誘電率 ,  磁気測定 ,  多結晶 ,  バイアス ,  磁性薄膜 ,  相転移 ,  強誘電性 ,  誘電体 ,  分極
準シソーラス用語： マルチフェロイック ,  *ビスマスフェライト ,  ドープ ,  磁気相転移 ,  格子パラメータ ,  微小歪 ,  結晶子サイズ ,  交換バイアス ,  表面相転移 ,  磁気誘電体

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (7件)： マルチフェロイック ,  増強 ,  Eu ,  ドープ ,  ビスマスフェライト ,  ナノ粒子 ,  磁気相転移