抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標題連載論文の第8回(2017年1月号)ではWiresharkを用い,無線LAN(Local Area Network)の暗号化通信を復号する方法を解説した。本論文では,IPSecの暗号化通信によるESP(Encapsulating Security Payload)パケットをキャプチャし,Wiresharkで復号する方法を説明した。まず,ESPパケットが流れるSA(Security Association)ごとに復号に必要な情報として,1)IPsecを使用しているIP(Internet Protocol)のバージョン,2)送信元IPアドレス,3)送信先IPアドレス,4)16進数のSPI(Security Parameter Index),5)暗号アルゴリズム,6)16進数の暗号鍵,7)認証アルゴリズム,8)16進数の認証鍵について2)はIPヘッダ,2)~4)はSA,5)~8)はSAD(Security Association Database)で調べる方法を示した。次に,Wiresharkの設定ウィンドウのESP SAsウィンドウにそれらの情報を設定し,パケット詳細ペインにあるEncpsulating Security Payloadの下のInternet Control Message Protocolを展開すると,ESPパケットが復号できることを説明した。