文献

J-GLOBAL ID：201702244375728674   整理番号：17A0981548

高圧ねじれによる結晶粒径および塑性変形効果により安定化したナノ結晶性単斜晶系Y₂O₃の光学的特性

Optical Properties of Nanocrystalline Monoclinic Y₂O₃ Stabilized by Grain Size and Plastic Strain Effects via High-Pressure Torsion

著者 (6件)： RAZAVI-KHOSROSHAHI Hadi (Nagoya Inst. of Technol., Gifu, JPN) ,  EDALATI Kaveh (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  EMAMI Hoda (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  AKIBA Etsuo (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  HORITA Zenji (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  FUJI Masayoshi (Nagoya Inst. of Technol., Gifu, JPN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 5  ページ： 2576-2580  発行年： 2017年03月06日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノ結晶性単斜晶系Y₂O₃(イットリア)の安定化を目的として,この結晶の生成時の結晶粒径および塑性変形効果を,高圧ねじれ(HPT)法により始めて検討した。バンドギャップおよび光ルミネセンス(PL)特性に関する単斜晶系相形成効果も検討した。その結果,(1)立方晶から単斜晶への相転移は,6GPaで生じ,理論転移圧力より10GPa低いこと,このとき粒径は~22nmに減少し,これは効果的な内部圧力の増大のためであること,(2)単斜晶相画分は塑性変形の増大に伴い増大し,その結果,バンドギャップの狭小化をもたらし,PL特性はPL強度を大きく減少することなく変化すること,および(3)PL遷移特性が電気双極子から主として磁気双極子に変化し,周囲温度下相転移がY₂O₃の電界強度を変化することが分かった。

シソーラス用語： 結晶粒径 ,  *塑性変形 ,  ナノ結晶 ,  *結晶構造 ,  SPD【塑性】 ,  ねじり加工 ,  バンドギャップ ,  *光ルミネセンス ,  *構造相転移 ,  圧力効果 ,  電気双極子 ,  磁気双極子 ,  状態図 ,  X線回折 ,  電子顕微鏡観察 ,  反射スペクトル ,  紫外可視吸収スペクトル ,  *酸化イットリウム
準シソーラス用語： 高圧ねじり ,  拡散反射スペクトル

分類 (4件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y) ,  固相転移  (BL04020G) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (9件)： 高圧 ,  ねじれ ,  結晶粒径 ,  塑性変形 ,  安定化 ,  ナノ結晶 ,  単斜晶系 ,  Y2O3 ,  光学的特性