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J-GLOBAL ID:201702244387499944   整理番号:17A0398420

標識放流による北海道オホーツク海沿岸における未成熟ミズダコの移動,成長,経験水温および漁場水温の季節変化

Seasonal migration, growth, and exposed water temperature of immature giant octopus Enteroctopus dofleini using mark and recapture experiment and seasonal change in bottom water temperature in the fishing ground
著者 (4件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 50-59  発行年: 2017年02月25日 
JST資料番号: Y0112A  ISSN: 0916-1562  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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北海道オホーツク海沿岸でディスク型タグや水温ロガーを未成熟ミズダコに装着して標識放流を行い,移動と成長,そして経験水温を明らかにするとともに,主要なミズダコ漁場である網走市能取岬沖の海底に水温ロガーを設置して夏-冬季の漁場水温を連続観測した。ミズダコの成長は夏-秋季に速く,冬-春季に遅かった。当海域のミズダコは放流された地区で再捕される割合が86%と高く移動距離は比較的小さかったが,季節的な深浅移動は顕著で7-9月には深場へ10月以降は浅場へ移動する傾向が強かった。2013年8-9月の水深40m以浅の海底水温は20°Cを上回ることが多く,夏季の深場への移動は沿岸の高水温の回避が目的であると考えられた。経験水温の最高値は20.1°Cで,平均値は4個体(50%)で15.0°C以上であった。本研究は当海域のミズダコ漁場水温の時空間的変化,ミズダコの移動や成長を明らかにするとともに,ミズダコの経験水温を初めて直接把握することができた。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  漁場・漁況  ,  個生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (14件):
  • 青田昌秋(1975)宗谷暖流の研究.低温科学 物理篇,33,151-172.
  • Fukamachi, Y., I. Tanaka, K. I. Ohshima, N. Ebuchi, G. Mizuta, H. Yoshida, S. Yakayanagi and M. Wakatsuchi (2008) Volume transport of the Soya Warm Current revealed by bottom-mounted ADCP and ocean-radar measurement. J. Oceanogr., 64, 385-392.
  • 福田敏光・山下 豊(1978)宗谷海峡・利礼海域に分布するミズダコについて,北水試月報,35(3),1-24.
  • Hartwick,B.(1983)17 Octopus dofleini. In: Cephalopod life cycles Vol.1, ed. P.R.Boyle,Academic Press, London, UK, pp.277-291.
  • 石田敏則・遠藤克彦(2003)常磐海域におけるミズダコ及びヤナギダコについて.福島県水産試験場研究報告,11,27-48.
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