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J-GLOBAL ID:201702244445488881   整理番号:17A0596648

オーストラリアの都市のレジリエンスに関する市民の認知

Citizens’ perception of the resilience of Australian cities
著者 (6件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 345-364  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: L8199A  ISSN: 1862-4065  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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最近,レジリエンス概念が社会生態システムの管理の研究分野でも採用されるようになった。都市のレジリエンスの考え方や適用の枠組みが種々議論されているが,この概念が都市住民の間でどの程度一般化しているかという点が重要である。本研究では,大都市の一般の人々が都市のレジリエンスというものをどの程度理解しているかを把握するために,シドニー,メルボルン及びパースに住む500人以上の市民を対象にオンライン調査を行った。質問には都市への脅威と考えられる事項を加え,各々の脅威によるリスクの強さとそれに対処する能力について市民の認識を評価した。それらの評価で構成する枠組みの中に都市のレジリエンスの概念を入れ込んで,理解していないと回答した市民の都市レジリエンスの認知を検討した。その結果,回答者の大半は都市のレジリエンスが意味することを知らないと答えるか,もしくは理解が乏しかった。しかし,なじみのあるリスク強度と対処能力の枠組みで検討したことにより,市民が都市のレジリエンスの課題と認知している事柄が明らかになった。市民は,暴力と社会不安及び環境上の脅威に対するレジリエンスに関心があった。これらのレジリエンス要因と質問内の認知的構成概念との相関から,二つの関心が異なる認知サインを持つことが分かった。調査の結果は,都市のレジリエンスについて学界や公共機関から一般市民への情報伝達の向上が必要であることを示していたが,レジリエンス概念をよく知られた枠組みへ組み込むことにより市民を議論に参加させ得ることも分かった。
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分類 (1件):
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都市計画一般,都市経済学 
引用文献 (46件):
  • 100RC. Melbourne’s resilience challenge. http://www.100resilientcities.org/cities/entry/melbournes-resilience-challenge
  • 100RC. Sydney’s resilience challenge. http://www.100resilientcities.org/cities/entry/sydney
  • 100 Cities. 100 Resilient Cities. http://www.100resilientcities.org
  • Adger WN (2000) Social and ecological resilience: are they related? Prog Hum Geogr 24(3): 347-364
  • Barkham R, Brown K, Parpa C, Breen C, Carver S, Hooton C (2014) Resilient cities-a Grosvenor research report. Grosvenor. http://www.alnap.org/resource/19862
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