抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1-ピラゾリンの脱窒素の機構を理解することは,生成物形成に見られる異常な立体化学的優先性(主要単一反転)のために基本的に重要である。本研究では,1-ピラゾリンの熱脱窒素の機構に関する詳細な研究は6 31+G*,6 311+G*,cc-pVDZ,cc-pVTZ,aug-cc-pVDZ基底関数系を用いたCASSCFおよびCASPT2法を用いて行った。CASSCF計算は一連の異なる活性空間を用いて行った。,C-N結合のσ,σ*軌道は活性空間に含まれていたが,CASSCF(4,4)から得られたエネルギーは(12,12)活性空間を用いて得られたものと類似していた。CASSCF(4,4)エネルギーは,基底関数系の増加に伴って影響を受けないことが分かった。三つの異なる脱窒素経路が得られた(1)C-N結合の同時破壊は平面トリメチレンジラジカル中間体へと誘導される同期経路,(2)単一倒立シクロプロパン生成をもたらすC-Nσ結合の非対称開裂を含む非同期協奏経路,および(3)ジアゼニルジラジカル中間体に至るC-N結合の非対称開裂を含む非同期段階的経路。同期脱窒素経路の障壁は,非同期経路のそれよりもエネルギーが低いことが分かった。この反応のDFTおよびMP2法の適用性をチェックするために,ポテンシャルエネルギープロファイルは異なるDFT汎関数(B3LYP,B2PLYP,M06-2X)及びMP2法を用いてマッピングした。しかし,DFTとMP2法はジラジカル領域におけるポテンシャルエネルギー面の正確な記述を提供することができなかった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】