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J-GLOBAL ID:201702244607715167   整理番号:17A1479719

Uluwatu寺院(バリ,インドネシア)の尾長猿による強奪と物々交換の群間変動

Intergroup variation in robbing and bartering by long-tailed macaques at Uluwatu Temple (Bali, Indonesia)
著者 (11件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 505-516  発行年: 2017年10月 
JST資料番号: X0725A  ISSN: 0032-8332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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強奪と物々交換(RB)は,放し飼いの片利共生的なマカク猿で逸話的に報告される行動習慣である。それは通常2つのステップで起こる。:人間から食べられないもの(眼鏡など)を摂取した後,マカク猿はそれらを引き換え券として使用して食物と引き換えに人間に戻す。飼育された状態で広範に研究されているが,著者らの研究は,自然環境下で人間と霊長類との間の物/食物交換を最初に調べる研究である。2010年の4ヶ月間の調査で著者らは,バリ島(インドネシア)のUluwatu寺院(インドネシア)周辺の4つの近隣グループを含む,尾長猿(Macaca fascicularis)の集団における201回のRBイベントを記録するために,追跡調査と事象調査の両方を利用した。各グループで著者らは,RB頻度,発生率および転帰を記録し,人為的および人口統計学的決定要因を検証した。環境機会仮説に沿って著者らは,観光地で費やされた時間とRBの頻度または発生率との間に,グループレベルで正の質的関係を見出した。4つのグループのうちの2つについては,RB事象は,ヒトが環境中により多く存在する場合に顕著に高かった。著者らはまた,男性偏向性の性別仮説に対する質的な部分的支持を見いだしたが[すなわち,RBは,成人(もしくはそれ以下)男性の比率が高い群でより頻繁に起こった],群密度仮説は支持されなかった。この予備的研究は,RBが(一部のグループで自発的かつ習慣的)であり,バリ島のマカクにおける群間変動によって特徴付けられる持続的な集団特異的な習慣であることを示した。このように,RBはこの種の新しい行動慣習の候補である。(翻訳著者抄録)
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